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教材開発物語 星砂を探して星座を作ろう



 2003年3月、種子島のコズミックの際に、種子島の海岸の砂鉄などの砂、メヒルギなどのマングローブなどについて教材とすることを目的に、宮里光憲(現JAXA射場技術開発室主幹)と遠藤純夫が巡検していた折、わずかではあるが星砂の堆積している海岸を発見した。




 同5月、国分寺市科学センターの教材作成に当たっていた遠藤康弘が種子島に採取に行き、干潮時に現れる海底に堆積している場所に良質な星砂があることに気づき、これを教材化した。このときの説明資料がパワーポイントとしてコズミック、宇宙の学校などで現在使われている。



 同年7月に「種子島スペースキャンプ2003」で自然環境に付いての講話(遠藤純夫)の際の観察教材として登場した。
 当初は、海岸の砂を分類する教材として位置づけ、ウニのとげ、貝殻、さんごのかけら、石英の粒、などと分類し、星砂にも、いくつかの種類があることなどに気づかせた。
 また、空気中から溶け込んでくる二酸化炭素を炭酸カルシウムの形で固定し、二酸化炭素の循環に貢献していることなどを塩酸に溶かして説明した。



 2006年9月釧路こども遊学館の中山雅茂(現北海道北翔大学)がこの教材と星座とを組み合わせて「星砂を探して星座をつくろう」という教材に発展させた。
 現在は、教材開発委員会が「宇宙の学校」のテキスト、指導ガイドなどにまとめ、全国で広く使われている。



弘前「宇宙の学校」での実施例