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メールマガジン「週刊KU-MA」 第24号          [2008.12.10]
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■目次----------------------------------------------------------------
(1)YMコラム
     「なんたる日程!」

(2)ワンダフル宇宙
     「−身近な人工衛星(1)−」

(3)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」
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■YMコラム(24) 2008年12月10日
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 なんたる日程!
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 12月に入ってから、われながら疲れが目立ち、何だか以前よりも忙しく なっているような気がして調べてみました。12月前半の移動の軌跡は以下 のようになっていました

 金沢→東京→仙台→東京→浜松→東京→大垣  →東京→福岡→東京→仙台→東京。

 朝起きた時に、「ここはどこだろう」と決まって思うのです。各地で出 会う人たちが、宇宙教育のめざすものについて大いなる期待を持ち、参加 したい希望にも溢れていることが実感として分かるだけに、じっくりとそ の戦略を練る時間のないまま、コマネズミのように動き回っていることに、 正直焦りを感じるこの頃です。しかし新しい土地に行くたびに、疲れた体 が蘇る出会いのあることも事実なのです。

 「宇宙の学校」という新たな宇宙教育のタイプが創造されかけているだ けに、この流れが強化されていくことで、家庭に地域に新しい風が吹き始 めることはかなり確かなことと思われます。地域によって「宇宙の学校」 の姿は少しずつ変容していくでしょうが、スクーリングとスクーリングの 間に家庭学習という名の親子協働が挟まることによって、一発イベントで ない継続性・日常性が保証されるこの形は、日本の子どもたちを元気にす る非常に本質的な要素を含んでいると思います。

 全国各地の反応で、最も特徴的なことは、「教育、教育」と騒がれ始め てから行われてきた数々の取り組みの総括の中から、一回こっきりのイベ ントの効果について、あちこちから疑問が提出されつつあることでしょう。 イベントを催す立場ではなく、一人ひとりの子どもの視点から見ると、1 年に1回とか数ヵ月に1回とかのイベントに参加することは、多くの場合、 花火大会への参加に似ていて、思考や行動がもっと継続的な生活習慣にま で昇華しないままに「時々楽しい時間を経験する」程度の刺激に終わって しまい、自己を人生を高みに押し上げていく力にはなり得ないのではない かという疑問です。

 ただし、イベントが悪いわけではなく、イベントがもっと日常的・継続 的な経験へのトリガーになるような導き方になっているかどうかだと思う のです。もっと発展したものへの一里塚として位置づけられてさえいれば、 イベントもそれなりの意味を持つのだと思います。1回だけのもので、将 来への視野をもたない孤立した催しは、「教育」というよりはむしろ「広 報」と呼ぶべき性格の取り組みなのだと思いますね。

 全国各地で「宇宙の学校」が催され、家庭と地域が新しい日本をめざす 雰囲気を帯びていく様子を、本当に期待しながら、明日は福岡へ行ってき ます。

(YM)

■ワンダフル宇宙(24)2008年12月10日
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 −身近な人工衛星(1)−
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 2009年1月に打ち上げが予定されている温室効果ガス観測技術衛星 「いぶき(GOSAT)」に相乗りして7機の小型人工衛星が打ち上げられます。

 現在もCubeSatといわれる大学などで開発・製作された小型の人工衛星 が地球の周りをまわっています。日本の大学も東京工業大学、東京大学、 日本大学の皆さんが製作したCubeSatが小型ながらもちゃんと軌道上から 地上に電波を送り、自身の状態などを知らせてくれています。この人工 衛星から地上に知らせてくる電波はほとんどのCubeSatがアマチュア無線 に割り当てられている周波数帯を使っています。436MHzから438MHzの間 で複数のアマチュア無線を利用したCubeSatの電波を受信することができ ます。

 先月、相模原市の渕野辺公園で開催された「造形さがみ風っ子展」の ふれあいコーナーでも実際に子どもたちの前で人工衛星からの電波を受 信してみました。子どもたちは、人工衛星自身の状態を知らせるテレメ トリーをモールス符号に変換して送ってくる信号を聞いて不思議な顔を していましたが、「崖の上のポニョを見ましたか?」とたずねるとみん な見たとの答えが返ってきたので、「崖の上のポニョの映画の中で船か らチカチカってやってお話をする場面があったけど、あのチカチカが音 になっていて、この音で小さな人工衛星が自分の体がどんな調子かをお 話しているんだよ。」と説明したら理解してもらえました。

 この人工衛星から発信される電波の周波数は、430MHz帯の場合、国際 アマチュア無線連合(IARU)から435MHzから438MHzの間で割り当てられ、 それぞれの人工衛星からの電波が混信しないように調整してされていま す。

 CubeSatからのテレメトリーは、ほとんどの場合「ピーピピーピ」など と聞こえてくるモールス信号(CWと略することもあります。)か、または 「ピギャー」と聞こえてくるパケット信号で送られてきます。なかには 地上局からCubeSatに音声を録音して送信したり、画像を送信したりでき るものもあります。

 その他に、日本のアマチュア衛星で「ふじ3号/JAS-2(FO-29)」という 人工衛星も、1996年にH-Uロケット4号機で「地球観測プラットフォーム 技術衛星みどり(ADEOS)」に相乗りして打ち上げられてから12年を越えて いますが、まだ現役で地球の周りをまわっています。CubeSatは大学の地 上局から電波によるコマンドを受信して、人工衛星の状態や観測結果な どを地上に送信するという機能を持っており、受信以外の一般的な利用 は通常できませんが、このアマチュア衛星「ふじ3号/JAS-2(FO-29)」は 地上局からの電波を受信してほかの周波数に変換して送信してくれる機 能を持っており、この機能を使って人工衛星を使った宇宙通信もできる もので、世界中のアマチュア無線家がアマチュア無線家同士の交信に利 用しています。当然ですが利用料などは必要ありません。こちらも大変 身近な人工衛星に思えませんか?

 今後、このCubeSatやアマチュア衛星の電波の受信方法なども含めてワ ンダフル宇宙に書いてみようと思っています。

 日本のCubeSatについては下記をご覧ください。

  http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/cubesat/cubesat.htm

 日本のアマチュア衛星で「ふじ3号/JAS-2(FO-29)」については下記を  ご覧ください。

  http://www.jarl.or.jp/Japanese/3_Fuji/jasmenu.htm

KU-MA事務局長/理事 新谷 一徳

■宇宙茫茫ヘッドライン
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【081208-01】中国、リモセン衛星“遙感四號”の打上げ成功
【081208-02】NASAの水星探査機MESSENGER、水星スイングバイに向け軌道修正順調
【081208-03】カザフスタン唯一の放送通信衛星でロシア製のKazSat 1、完全に機能を失う
【081208-04】ESA、ESR-2とEnvisatのタンデム飛行で僅かな地表の変化を検知
【081208-05】NASA、ハッブルのメンテナンスミッションのターゲット日を5月12日と決定
【081208-06】JAXA、ISSからの折り紙ヒコーキの地球帰還実験中止
【081208-07】NASAの大型の火星ローバMSLの打上げ、2年遅れに
【081208-08】NASA、ロシアのSoyuzによるISSへのクルー往復3人分を追加契約
【081208-09】Arianespace、米国のViaSat Inc.の衛星ViaSat-1の打上げ契約獲得
【081208-10】NASA、次期静止気象衛星GOES-RのプライムをLMに決定
【081208-11】三菱電機、商用通信衛星を海外から初受注…シンガポール/台湾の共同<br> 【081208-12】ATK、米空軍から軌道上の衛星への脅威の地上での再現システムを受注
【081208-13】NASA、STS-130と-131のクルーを発表…STS-131に山崎宇宙飛行士
【081208-14】Goodyear、アポロミッションの月面ローバのタイヤを再現製造
【081208-15】SpaceX、2基のDragonLabの打上げをマニフェストに追加
【081208-16】RocketShip Tours、XCORのLynxによる宇宙飛行を95,000ドルで売り出し
【081208-17】JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク
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【081208-01】 中国、リモセン衛星“遙感四號”の打上げ成功
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 12月1日、中国は甘粛省の酒泉衛星発射センタから長征2号Dによるリモ ートセンシング衛星 “遙感四號”(Yaogan-4)の打上げを行い、所期の軌 道への投入に成功した。

 この衛星は、科学探査、国土資源調査、農作物の作柄調査、防災等に 用いられる。

 なお、遙感一號が2006年4月に、同二號が2007年5月に、同三號が2007 年11月にそれぞれ打ち上げられている。

  http://news.xinhuanet.com/english/2008-12/01/content_10438944.htm

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【081208-02】 NASAの水星探査機MESSENGER、水星スイングバイに向け軌道修正順調
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 12月4日、NASAは水星探査機MESSENGER(MErcury Surface, Space, EN- vironment, GEochemistry and Ranging)の軌道変更が予定通り行われた ことを明らかにした。

 2009年9月に予定されている3回目の水星スイングバイ(惑星の重力を利 用して軌道を変更すること)に向けて速度(太陽との相対速度)を毎秒219m 増して毎秒30,994kmに修正したもので、12月8日に更に毎秒28mの増速を行 って今回の軌道修正を終える計画となっている。

 MESSENGERは2004年8月3日に打ち上げられ、地球で1回、金星で2回のス イングバイを行った後、2008年の1月と10月に水星スイングバイを行って おり、2009年9月の最後の水星スイングバイに引き続いて2009年11月29日 に最後の軌道修正を行って、水星周回軌道には2011年3月に入る予定とな っている。

  http://messenger.jhuapl.edu/news_room/details.php?id=116

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【081208-03】 カザフスタン唯一の放送通信衛星でロシア製のKazSat 1、完全に機能を失う
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 12月2日、カザフスタンの宇宙機関は、同国唯一の放送通信衛星である KazSat 1が11月26日に完全に機能を失ったことを明らかにした。

 KazSat 1はロシアとカザフスタンの協力協定に基づいてロシアのKhrunichev で製造し、2006年6月にロシアから打ち上げられた衛星であるが、 2008年6月に制御不能となり(関連記事:【080623-03】)、その後一旦機能 を回復していたが、11月26日になって全く通信ができなくなったもの。

 なお、Khrunichevでは現在、2009年の打上げに向けてKazsat 2の製造に 着手している。

  http://en.rian.ru/world/20081202/118646336.html

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【081208-04】 ESA、ESR-2とEnvisatのタンデム飛行で僅かな地表の変化を検知
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 12月3日、ESAは合成開口レーダ(Synthetic Aperture Radar:SAR)を搭 載した2基の衛星を同じ軌道上で接近して飛行させることにより地上で生 じている僅かな変化を検知する取り組みを行っていることを明らかにした。 氷河の動き、地表の変形の検知、地形マップの作成等に役立てられる。

 1995年に打ち上げたERS-2と2002年に打ち上げたEnvisatを用いた観測で、 これらの衛星は同じ場所のデータを28分の差で取得する様に軌道上の位置 の調整が行われている。このデータの差から地上の状態の変化を読み取る 手法はSAR interferometry (InSAR)と称されている。

 28分の差があると、例えば1年間に200m移動する氷河の先端は約1cm動く が、InSARではこの動きを捉えることができる。

 この試みは2007年9月から2008年2月に一度行われており、今回は2回目 として2008年11月23日から2009年1月27日迄の予定で行われている。

  http://www.esa.int/esaEO/SEMWI74Z2OF_index_0.html

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【081208-05】 NASA、ハッブルのメンテナンスミッションのターゲット日を5月12日と決定
 
関連記事:【081103-03】
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 12月4日、NASAは2009年2月の打上げ予定を先送りしていたハッブル宇 宙望遠鏡のメンテナンスミッションSTS-125の打上げターゲット日を200 9年5月12日とすることを明らかにした。

 9月に不具合が発生し、交換が必要になっていたScience Instrument Command and Data Handling (SI C&DH)の予備品の準備が整わないことか ら、遅れを生じていたが、その準備作業に目処がついたことから、ター ゲット日を設定したもの。

 なお、次のスペースシャトルの打上げは2009年2月12日をターゲット日 としているSTS-119ミッションである。その次は2009年5月をターゲット 日としているSTS-127であるが、この打上げ日については今後見直しが行 われることが考えられる。

  http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_08-320_Hubble_May2009.html

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【081208-06】 JAXA、ISSからの折り紙ヒコーキの地球帰還実験中止
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 12月2日付けのasahi.comは、JAXAが2009年2月からISSに長期滞在予定 の若田宇宙飛行士に託す予定であったISSからの折り紙ヒコーキの放出実 験を見送ることを明らかにしたと報じている。

 放出された紙ヒコーキがISSや他の人工衛星にぶつかり、太陽電池パネ ルなどを損傷する恐れがあり、それを防ぐための地上からの監視態勢の 整備などが間に合わなかったとしている。

 この実験は、JAXAの宇宙オープンラボに採用され、広島県福山市の精 密部品メーカー(株)キャステムの戸田拓夫社長がユニットリーダーとな って東京大学、JAXA等との共同研究として準備が進められていたもの。 戸田社長はISSからの折り紙ヒコーキの放出・大気圏再突入・地球帰還の 実現を発案した日本折り紙ヒコーキ協会の会長でもある。

 10月7日には、(株)キャステムで製作した長さ38cm、幅22cm、重さ29g の折り紙ヒコーキ9機が米国テキサス州ヒューストンのJAXAの駐在員事務 所に向けて発送されている。

 製作には、繊維の強いサトウキビから作ったA2判の紙(厚さ0.2ミリ) を使用し、完成後に(株)飾一の“超越液”を機体にスプレー処理し乾燥 させ、紙の繊維をガラス化する超越紙加工を施している。

  http://www.asahi.com/science/update/1202/OSK200812010121.html

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【081208-07】 NASAの大型の火星ローバMSLの打上げ、2年遅れに
 
関連記事:【081013-10】
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 12月4日、NASAは大型の火星ローバであるMars Science Laboratory (MSL)の打上げを2011年秋まで遅らせる決定を行ったことを明らかに した。

 10月には、2009年の9月或いは10月の打上げを目指して開発を継続す るとの確認を行ったとしていたが、その時から問題とされていたローバ の各種アックチュエータの技術的課題等に対処する時間的な余裕を確保 するために、打上げの延期を決定したもの。

 火星への打上げは必要とするエネルギーを抑えることを考えて、地球 と火星が適切な位置関係になる時を選んで行われるのが通例で、2009年 9月から10月を逃すと次の機会は2011年の秋となってしまう。

 この打上げ延期で、これまでにも予算の超過が問題視されてきたMSL は更に約4億ドルの費用が必要となるとされており、当初16億ドル余り とされていたライフサイクルコストはこれまでの超過分も含めて23億ド ルに膨れ上がることになるが、当面、それだけの予算が確保される確約 は無いとされている。

  http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_08-319_MSL_2011.html

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【081208-08】 NASA、ロシアのSoyuzによるISSへのクルー往復3人分を追加契約
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 12月2日、NASAはロシア連邦宇宙局との間のISSへのクルー輸送に係る 契約を延長したことを明らかにした。

 これは、米国がロシアから宇宙関連の機器或いはサービスを調達する ことを禁じている法律“Iran, North Korea and Syria Nonproliferation Act of 2000” (INKSNA)の適用の例外処置の継続が米議会で認め られてから初めてのサービスの調達である。

 3人のクルーを対象として、打上げ前の訓練から2011年秋に2回のSo- yuzの打上げでISSへ行き、長期滞在後2012年春に地球に帰還するまでを カバーする契約で、追加費用は1億4,400万ドルとされている。打上げは 2011年9月に1人、11月に2人の予定となっている。

 契約では、クルー1人当たりの荷物の量及び廃棄物の量も規定されてい る。往路に搭載できる荷物は50kg、復路は17kgで、ゴミとして投棄でき るのは30kgとなっている。

  http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_C08-068_Soyuz_Extension.html

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【081208-09】 Arianespace、米国のViaSat Inc.の衛星ViaSat-1の打上げ契約獲得
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 12月4日、Arianespaceと米国の衛星通信機器メーカViaSat Inc.は、 ViaSatが調達する衛星ViaSat-1をAriane 5で2011年の前半に打ち上げる 契約を締結したことを明らかにした。この契約はArianespaceが米国で 獲得した86基目の打上げ契約である。

 ViaSat-1はSpace Systems/Loralに発注されており、高機能のKaバン ドのスポットビームを装備した衛星で、質量は約6トンとされている。

  http://www.arianespace.com/news-press-release/2008/04-12-08-Arianespace-to-
  launch-ViaSat1.asp


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【081208-10】 NASA、次期静止気象衛星GOES-RのプライムをLMに決定
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 12月2日、NASAはNational Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA)が運用する次期の静止気象衛星“Geostationary Operational Environmental Satellites R-Series” (GOES-R)の製造契約をLockheed Martin Space Systems Companyと結ぶことを明らかにした。この契約の 獲得競争にはBoeingおよびNorthrop Grummanも加わっていた。

 プログラムの資金手当及び管理はNOAAが行い、NASAのゴダード宇宙飛 行センタがNOAAのために衛星及び搭載機器の調達を行う形となっている。 契約範囲には設計・製造から打上げ前、打上げ時及び打上げ後のサポー トまでを含んでおり、最初の打上げは2015年に予定されている。

 契約の基本部分は2基の衛星の製造で、2回のオプションで1基ずつの 製造が追加になり、合計4基で総額10億900万ドルの契約となる。

  http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_C08067_GOES.html

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【081208-11】 三菱電機、商用通信衛星を海外から初受注…シンガポール/台湾の共同
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 12月4日、三菱電機(株)(MELCO)は、海外から初めて商用の通信衛星の 製造を受注したことを明らかにした。

 シンガポールのSingapore Telecommunications Limited (SingTel)と 台湾のChunghwa Telecom Company Limited (Chunghwa)が共同で打ち上げ る衛星ST-2の製造契約を獲得したもの。

 MELCOでは同社が製造したJAXAほかの技術試験衛星VIII型(きく8号)を ベースとして開発した標準衛星バスDS2000を用いて製造するとしている。

  http://www.businesswire.com/portal/site/google/?
  ndmViewId=news_view&newsId=20081202005591&newsLang=en


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【081208-12】 ATK、米空軍から軌道上の衛星への脅威の地上での再現システムを受注
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 12月1日、Alliant Techsystems (ATK)は米空軍のArnold Engineering Development Center (AEDC)から、2,610万ドルで、Space Threat Assessment Testbed (STAT) Systemの設計、製作、据付及び試験の契約を受 けたことを明らかにした。

 STATは、地球周りの低軌道及び静止軌道の複雑な自然環境を地上で再 現し、宇宙で使用されるハードウェアの開発及び運用上の試験を地上で 行うための施設である。

 また、STATは特別な人為的な脅威をシミュレートし、地上局のハード、 ソフト及び管制官を含んだ実時間での連携の検証も行える機能も有する こととなっている。

  http://finance.yahoo.com/news/ATK-Awarded-261-Million-prnews-13708001.html

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【081208-13】 NASA、STS-130と-131のクルーを発表…-131に山崎宇宙飛行士
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 12月5日、NASAはISSへ向かう2つのスペースシャトルミッションSTS- 130とSTS-131のクルーを発表した。

 STS-130は2009年12月を打上げのターゲット日としたEndeavourによる ミッションで、ISSの3基目の結合モジュール及びロボットアームの制御 室として使われる窓が7つあるCupolaをISSに取り付ける。

 STS-130のコマンダーは海兵隊のGeorge Zamka、パイロットはTerry Virts, Jr.、ミッションスペシャリストはRobert Behnken、Nicholas Patrick、Kathryn Hire及びStephen Robinsonである。

 STS-131は2010年2月を打上げのターゲット日としたAtlantisによるミ ッションで、研究や科学実験用の機器類、新しい睡眠用のエリア及び補 給用モジュールに搭載した物資の輸送を行う。

 STS-131のコマンダーは海軍のAlan Poindexter、パイロットはJames P. Dutton, Jr.、 ミッションスペシャリストはRick Mastracchio、 Dorothy Metcalf-Lindenburger、Clayton Anderson、Stephanie Wilson 及びJAXAの宇宙飛行士山崎直子である。

  http://www.nasa.gov/home/hqnews/2008/dec/HQ_08-321.html

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【081208-14】 Goodyear、アポロミッションの月面ローバのタイヤを再現製造
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 12月3日、NASAグレン研究センタとThe Goodyear Tire & Rubber Companyは、 共同で進めて来たアポロミッションでの月面ローバのタイヤの 再現製造作業の一段階を終えたことを明らかにした。

 このプロジェクトは、アポロ時代に使われた空気を充填しないメッシ ュタイヤを再現して、その特徴を把握し、将来の月及び火星用のローバ のタイヤの開発に役立つ情報を得ることを目的としている。

 当時の設計について知ることができる資料は幾らか残っているが、製 造方法についての情報は殆ど残っていなかった。このため、博物館の展 示品の調査及び2人のアポロ時代の技術者が記念品として贈呈されて所 持しているタイヤの調査から始めた。

 このタイヤは、ピアノ線を織ったメッシュの輪、金属片を並べたトレ ッド(接地面)、内側フレーム、ハブから成っている。

 12個のタイヤを製造し、形状、剛性等の特性を評価した結果、アポロ 時代のタイヤとほぼ同等の機械的性能を有していることが確認できたと している。その後は更に牽引力、耐久性の確認を行っている。

 それらの結果を総合して、新しい月及び火星用のローバのタイヤとし て、メッシュタイヤが適用できるか否かの判断をしていくことになる。

  http://news.prnewswire.com/DisplayReleaseContent.aspx?
  ACCT=104&STORY=/www/story/12-03-2008/0004936132&EDATE


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【081208-15】 SpaceX、2基のDragonLabの打上げをマニフェストに追加
 
関連記事:【081110-17】
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 12月4日、Space Exploration Technologies Corp.(SpaceX)は、同社の 打上げ予定リストに、NASAのCOTS Demosプログラムで開発しているDragon カプセルを利用した宇宙実験室DragonLabの2回の打上げを加えること を明らかにした。

 打上げは2010年と2011年に同社の大型ロケットFalcon 9により、ケー プカナベラルから行うとしている。

 11月の初めにDragonLabのポテンシャルユーザを集めて開催したワーク ショップから2回分のペイロードがまとまる感触を?んで、打上げ予定を 発表することとしたもの。

 DragonLabは、Dragonカプセルを単独飛行を行う宇宙実験室として提供 しようというもので、加圧部分と非加圧部分を有し、加圧部分を地上に 回収することができる。打ち上げ時の搭載可能質量は6トンで、帰還時に はその半分を持ち帰ることができる。

  http://www.spacex.com/press.php?page=20081202

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【081208-16】 RocketShip Tours、XCORのLynxによる宇宙飛行を95,000ドルで売り出し
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 12月2日、米国アリゾナ州フェニックスのRocketShip Tours, Inc.は、 XCOR Aerospace製の2人乗りロケット機Lynxによる弾道宇宙飛行を95,000 ドルで売り出すことを明らかにした。

 Lynxは小型飛行機サイズで液体ロケットエンジンを備えたロケットで、 飛行計画によるとパイロットと乗客1人を乗せて水平離陸をし、数分間の 微小重力状態の体験及び大気圏外からの地球展望を楽しんだ後、大気圏 に戻り、最大4Gの減速をして滑空に入り、飛び立った飛行場に水平に着 陸する。XCOR Aerospaceのパイロットで、元宇宙飛行士のRick Searfossは、 1日に4回までの飛行が可能であるとしている。

 乗客は特別誂えの飛行服を着て副操縦士席に座り、宇宙飛行を体験し、 飛行後には体験を記録したHD DVDを貰えることになっている。

 RocketShip Toursの創設者Jules Klarは1961年に“$5-A-Day Tours” という格安の欧州旅行を売り出して多くの米国人を欧州旅行に駆り立て た人物で、その後は南極ツアー等の高級な旅行企画を次々と出してきて おり、今回XCOR Aerospaceの総合販売エージェントとして弾道宇宙飛行 をこれまでよりも大幅に安価に売り出したもの。

  http://news.prnewswire.com/DisplayReleaseContent.aspx?
  ACCT=104&STORY=/www/story/12-02-2008/0004934574&EDATE


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【081208-17】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク
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12/1 平成21年度コズミックカレッジ及び宇宙教育指導者セミナーの地域主催団体の募集
12/1 宇宙科学の最前線:低環境負荷の推進剤を開発する
12/1 「かぐや(SELENE)」プロジェクトマネージャから
12/2 ISS・きぼうウィークリーニュース第321号
12/2 研究開発本部パンフレットを掲載しました
12/2 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)との世界遺産監
    視に関する協力取り決めの締結について

12/2 だいち画像ギャラリーを公開しました
12/3 第15回アジア太平洋地域宇宙機関会議(APRSAF-15)の開催について
12/3 月周回衛星「かぐや(SELENE)」の状況について
12/3 災害監視衛星の今後の進め方について(案)
12/3 かぐや「YouTube」で映像配信開始
12/3 「地球環境変動観測ミッション(GCOM)」シンポジウム
12/3 第7回クリティカルソフトウェアワークショップ
12/3 第5回宇宙環境シンポジウム〜宇宙での安全を確保する技術〜
12/3 第8回宇宙用半導体素子放射線影響国際ワークショップ(8th RASEDA)
12/3 地球が見える:よさこい祭り発祥の街、高知
12/4 超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)によるE-Mail伝送実験「宇宙から、メリークリス
    マス」イベント実施について

12/4 観測ロケットS-310-39号機:実験概要
12/4 地震が電離圏に及ぼす影響を「ひのとり」のデータで研究
12/5 機関誌JAXA’s 023号
12/5 H-IIBロケット試験機用LE-7Aエンジン領収燃焼試験の実施について
12/5 宇宙連詩:第14詩が選ばれました
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