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メールマガジン「週刊KU-MA」 第45号          [2009.5.13]


■目次

(1)YMコラム
     「たまには土星を──今が見ごろ」

(2)ワンダフル宇宙
     「宇宙基本計画(案)に積極的反応を!」

(3)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」

■YMコラム(45) 2009年5月13日

たまには土星を──今が見ごろ

 いま、「しし座」の方向に土星が見えています。しし座と言っても見つ けるのが不得手な人もいるでしょう。まず北斗七星を見つけてください。 そのひしゃくの柄の部分をカーブに沿って大胆に延長して行くと、割と明 るい一等星があります。黄色っぽい星です。これは日本では昔から「麦星」 と呼ばれていた「うしかい座」のアークトゥールスです。そして、北斗七 星のひしゃくからボールを投げて、アークトゥールスでバウンドさせてし ばらく飛んでいった辺りに、明るい星が、瞬かないで光っています。これ が土星です。しし座にも「レグルス」という一等星がありますが、現在の 土星はレグルスよりも明るいですから、すぐ見つかると思います。

 http://www.astroarts.co.jp/special/2009saturn/index-j.shtml

 さる3月10日に、土星は地球から見て太陽の反対側に来ました。いわ ゆる「衝」の位置ですね。その衝のころ、土星は(太陽と反対方向ですか ら)日没の時に東の地平線から昇り、真夜中に南中して、日の出とともに 西に沈んでいたわけです。それを過ぎると、土星が昇ったり南中したりす る時刻は少しずつ早くなっていって、地球から観測している私たちにとっ ては、今が絶好の見ごろです。しかも興味あることに、土星のリングをち ょうど真横から見る時(8月11日と9月14日)が近づいていますから、天 体望遠鏡で覗くと、今ならリングのほとんどないような土星を見ることが できます。

 土星の美しいリングは、約15年ごとに消えてしまうのです。もちろんリ ングが物理的に消滅してしまうわけではありません。土星のリングは数万 キロもの幅があるのですが、厚みはせいぜい数百メートルしかないので、 真横から眺めると、まるでリングが消滅したかのように見えるわけです。

 地球から見た土星の傾きは、公転周期と同じ29.5年の周期で変化してい くので、その間に2回、つまり約15年ごとに、リングが消える状態が起き ます。

 http://www.astroarts.co.jp/special/2008saturn/index-j.shtml#disappearing

 今がその状態に当たっているのです。また15年経たないと、こんな土 星の姿は見られないので、ぜひお試しください。因みに、ガリレオ・ガリ レイが400年前に初めて望遠鏡を夜空に向けて土星を見たときは、望遠 鏡がまだお粗末だったこともあって、あのリングはくっきりとは確認でき ず、彼のメモには「土星には耳がある」と記されています。

 http://www.geocities.jp/planetnekonta2/hanasi/saturn/saturnfig02.jpg

■ワンダフル宇宙(45) 2009年5月13日

宇宙基本計画(案)に積極的反応を!

 宇宙基本法に基づく宇宙基本計画が、宇宙戦略本部から提案されました。

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/pc/090428/keikakuan.pdf

 現在国民の皆さまからのpublic opinionsを求めています。上記のウェ ブページに案がリリースされていますので、ぜひお読みになって、積極的 にご意見を戦略本部事務局あてにお送りください。私も公的な立場を離れ て、個人として思うところを現在記述しはじめました。来週にはそれをみ なさんに聞いていただきたいと考えています。その際はぜひご意見を寄せ ていただき、皆さんのコメントによって豊かになったものを提言としてま とめたいと思っています。よろしくお願いします。

 また、海の向こうでは、オバマ政権にとって初めての宇宙関連の試練が 来ています。

 http://www.space.com/news/090507-sn-nasa-2010budget.html

 http://www.nytimes.com/2009/05/08/science/space/08nasa.html?_r=2&ref=science

 これについても来週あたりに少し解説したいと考えています。ひとまず は目を通していただいて、それからですね。

■宇宙茫茫ヘッドライン

【090511-01】 NASA、ハッブルに向けてSTS-125ミッションAtlantisの打上げ成功
【090511-02】 ULA、バンデンバーグからDelta IIでミサイル防衛局の衛星の打上げ成功
【090511-03】 ロシア、ISSへの物資補給船Progress M-02Mの打上げ成功
【090511-04】 ロシア、Soyuz-Uによる軍事目的衛星の打上げ成功
【090511-05】 ESA、Ariane 5によるHerschel/Planckの打上げを5/14に再設定
【090511-06】 ワロップスからのMinotaur 1によるTacSat 3とPharmaSatの打上げ遅延
【090511-07】 ISS初の6人体制の第20次長期滞在クルー最終的に確定
【090511-08】 NASA、2010年度の予算要求内容を公表
【090511-09】 米大統領、独立のパネルに米国の有人宇宙飛行計画の評価を要請
【090511-10】 NASA、ESA主導の惑星探査ミッションに搭載の観測機器に資金提供
【090511-11】 ESA、Vegaの3段の固体ロケットモータZefiro 9Aの確性試験完了
【090511-12】 Aerojet、Orion用のスラスタの振動環境付加後の燃焼試験を実施
【090511-13】 NASA、GOES-Rの業者選定をGAOの指示で見直すも結論変わらずLMに
【090511-14】 SS/L、AsiaSatから通信衛星AsiaSat 5Cの製造契約を受注
【090511-15】 Intelsat、新しい衛星Intelsat 22の構想発表・・・豪州軍に一部を有償提供
【090511-16】 韓国初の人工衛星打上げ用ロケットKSLV1の名称のは“羅老”に
【090511-17】 NASA、ウェブ上でISSと火星ローバの3次元画像及びJWSTのゲーム公開
【090511-18】 “まいど1号”に関わった学生達が興した“AstreX”、メンバー刷新してLLCに
【090511-19】 UP Aerospace、Spaceport AmericaでのSpaceLoft XLの打上げ失敗
【090511-20】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【090511-01】(関連記事:【090427-05】)
NASA、ハッブルに向けてSTS-125ミッションAtlantisの打上げ成功

 5月11日14:01EDT(12日03:01JST)、NASAはハッブル宇宙望遠鏡のメン テナンスに向かうSTS-125ミッションのスペースシャトルAtlantisの打上 げに成功した。高度563kmの軌道上のハッブル宇宙望遠鏡とのランデブー は2日後に行われる予定。

 カウントダウンの中断も無いスムーズな打上げで、上昇時に取得された 画像のクイックルックでも異常な断熱材の剥がれ等は見付かっていない。

 今回のミッションは11日間の予定で、その間に5回の船外活動を行って、 ハッブル宇宙望遠鏡の機能強化(2基の新しい観測機器の追加)と少なくと も2014年までの寿命確保のための作業(6基のジャイロと6基のバッテリー の交換等)を行う。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/may/HQ_09-104_Atlantis_launches.html

 今回の打上げ日時については、4月30日のNASAの責任者による打上げ準 備審査会で5月11日の14:01EDTに行うことが正式に決定され、更に9日に、 機体、搭乗予定のクルー共に問題の無いことの確認が行われて、カウント ダウンに入っていた。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/apr/HQ_09-093_STS-125_Launch_Date.html

【090511-02】
ULA、バンデンバーグからDelta IIでミサイル防衛局の衛星の打上げ成功

 5月5日、United Launch Alliance(ULA)はバンデンバーグからDelta II によるアメリカミサイル防衛局(Missile Defense Agency:MDA)の次世代 の早期警戒衛星の実験衛星である“STSS-ATRR”(Space Tracking and Su- rveillance System-Advanced Technology Risk Reduction)の打上げを行 い、所期の軌道への投入に成功した。

 この打上げはULAがNASAから包括的に受けている“NASA Launch Services Program”の下で行われたものである。

 今回の打上げは、MDAが進めている次世代の弾道ミサイルの発射探知や 追跡のシステムの開発プログラムの最初の打上げで、最新の可視光と赤外 線のセンサーの開発リスクの早期把握と対応策策定に繋がるデータ取得を 目的としている。

 引き続き、7月後半には、STSSのデモンストレーション用の衛星2基を同 時にケープカナベラルから今回と同じくDelta IIで打ち上げる予定となっ ている。

 http://news.prnewswire.com/DisplayReleaseContent.aspx?ACCT=104&STORY=/www/story/05-05-2009/0005020055&EDATE

【090511-03】
ロシア、ISSへの物資補給船Progress M-02Mの打上げ成功

 5月7日、ロシアはバイコヌールからSoyuz-Uにより、物資補給船Progress M-02M(ISSへの飛行計画上の番号は33P)を打ち上げ、ISSへ向かう軌道へ の投入に成功した。

 今回のProgressは、新しいデジタル制御システムを搭載した改良型の2 号機であり、ISSとのドッキングの前に各種の飛行テストを行うことが計 画されていることから、ドッキングまでに従来は2日のところを5日掛ける こととなっており、ドッキングは5月12日に行われる予定。

 http://en.rian.ru/russia/20090508/121498660.html

 これより先の5月6日には、2月13日以来ISSにドッキングしていたProgress M-66がISSから切り離された。

 Progress M-66の大気圏再突入は、5月18日に行われる予定とされており、 それまでの間、軌道上の実験室として活用され、Plasma-Progressプログラ ムの下で地球物理学関係の実験が行われることとなっている。

 http://en.rian.ru/science/20090506/121469566.html

【090511-04】
ロシア、Soyuz-Uによる軍事目的衛星の打上げ成功

 4月29日、ロシアはプレセツクからSoyuz-Uにより、秘密の軍事衛星の打 上げを行い、所期の軌道への投入に成功した。衛星は軌道投入後、Cosmos 2450と名付けられた。

 衛星の目的は明らかにはされていないが、投入された軌道は米国での追 跡によると169km×335km、軌道傾斜67.1度で、この軌道から推定すると、 高感度の光学カメラを搭載した衛星で、地上へのフィルムの回収を行うコ ードネーム“Kobalt”として知られている偵察衛星だと考えられている。

 http://www.spaceflightnow.com/news/n0904/29soyuz/

【090511-05】(関連記事:【090427-06】)
ESA、Ariane 5によるHerschel/Planckの打上げを5/14に再設定

 4月28日、ESAは、打上げを延期していたAriane 5によるHerschel/Planck の打上げを5月14日に行うことを明らかにした。

 4月20日の時点で新たにロケットの点検が必要となったために打上げ延 期となっていたものであるが、28日までに必要な点検が終了したことを受 けて、打上げ予定日の再設定を行ったもの。

 http://www.esa.int/esaCP/SEMB9SANJTF_index_0.html

【090511-06】
ワロップスからのMinotaur 1によるTacSat 3とPharmaSatの打上げ遅延

 5月5日に予定されていた米国バージニア州のワロップス島のMid-Atla- ntic Regional SpaceportからのOrbital SciencesのMinotaur 1の打上げ は天候不順で7日に延期されたが、天候が回復せず、更に9日に延期された。

 9日は19:35に打上げ予定とされていたが、カウントダウンの途中で装 置の修理が必要となって中断があり、21:30に修理を終えて、22:43の打 上げに向けてカウントダウンが再開されたが、打上げの2分前に、管制室 とロケットとの間の信号が弱いことが判明し、打上げは中止となった。新 たな打上げ予定日時は明らかにされていない。

 搭載されている衛星は、米空軍研究所のTacSat 3とNASAのナノ衛星Pha- rmaSatである。

 http://hamptonroads.com/2009/05/minotaur-i-rocket-scheduled-launch-1045-pm

【090511-07】
ISS初の6人体制の第20次長期滞在クルー最終的に確定

 5月7日、ロシアの宇宙訓練センタの委員会は、ISSの第20次長期滞在ク ルーの構成を最終的に確認した。

 この第20次の長期滞在からISSの長期滞在人数が6人となり、今回初めて ISSの5つの国際パートナー機関(米ロ日欧加)のそれぞれに所属する宇宙飛 行士が同時に滞在する。

 6人の中の3人は、5月27日に打ち上げられるSoyuz TMA-15によってISSに 向かうベルギー人のFrank De Winne、カナダ人のRobert Thirsk、ロシア 人のRoman Romanenkoで、現在第19次長期滞在クルーとしてISSに滞在中の ロシア人のGennady Padalka、米国人のMichael Barratt及び日本人の若田 光一と合流する。

 Soyuz TMA-15のISSとのドッキングの時点から第20次長期滞在がスター トする。

 http://en.rian.ru/russia/20090507/121479088.html

【090511-08】
NASA、2010年度の予算要求内容を公表

 5月7日、NASAは、先にオバマ大統領が予算教書の中で示した2010年度の 予算要求の内容を明らかにした。

 総額、186億8,600万ドルで、2009年度の認可予算177億8,200万ドルに対 して9億400万ドル、率にして5.1%の増額となっており、2月に決まった景 気対策予算の10億ドルを加えると2009年度より約19億ドルの上乗せとなる。

 予算案の主な内訳は、宇宙科学研究に約45億ドル、Ares I、Orionから なる次期有人輸送システム(Constellation Systems)の開発に約35億ドル、 スペースシャトルやISSの運用に約62億ドルとなっている。(宇宙科学研究 と次期有人輸送システムには景気対策予算で別途それぞれ4億ドルが配分 されている。)

 スペースシャトルはこれまでの計画に従い2010年度末(2010年9月末)ま でにISSを完成させて引退することとなっているが、Columbiaの事故後に ISSへの取り付けを止めることを決めたAlpha Magnetic Spectrometerの打 上げが復活しており、残るISSへの打上げは8回とされている。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/may/HQ_09-102_FY2010Budget.html

【090511-09】
米大統領、独立のパネルに米国の有人宇宙飛行計画の評価を要請

 5月7日、米ホワイトハウスは、NASAが進めている将来の有人宇宙飛行計 画の評価 (The Review of United States Human Space Flight Plans)を 行う独立のパネル(blue-ribbon panel:政府任命の学識経験者による会議) を設けることを明らかにした。

 議長にはLockheed MartinのCEOであったNorman Augustineが就くことは 決まっているが、メンバーの発表は後日行われる。 > このパネルでは、NASAと緊密な関係を保ちつつ計画の評価を進め、評価 結果をまとめる際には議会、ホワイトハウス、一般の民間人、関連企業、 国際パートナーの意見を広く求めて行くとしている。

 評価結果のまとめは2009年8月末が期限とされているが、現在の計画の 評価だけではなく、可能性のある代替案及び、スペースシャトル引退後の 数年間の有人飛行手段について幾つかのオプションを示すことも求められ ている。

 http://www.ostp.gov/galleries/press_release_files/NASA%20Review.pdf

【090511-10】
NASA、ESA主導の惑星探査ミッションに搭載の観測機器に資金提供

 5月4日、NASAは、ESAが計画している火星探査ミッションと水星探査ミ ッションに搭載する観測機器についての提案を選定し、開発資金を提供す ることを明らかにした。

 一つはNASAのジェット推進研究所(JPL)の提案で、2016年に打上げが予 定されているESAの火星探査プロジェクトExoMarsに搭載されるLander Ra- dio-Science(LaRa)で、NASAのDeep Space Networkの電波望遠鏡を用いて ExoMarsミッションを追跡し、火星1日の長さや自転軸の変化等を探り、火 星の内部構造の解明に役立てることを目的としており、予算は660万ドル とされている。

 もう一つはSouthwest Research Instituteの提案で、2013年に打上げが 予定されている日欧の共同水星探査ミッションBepiColomboに搭載するSt- rofioと名付けられた最新型の質量分析計で、水星の大気構成を特定する することを目的としており、予算は3,180万ドルとされている。

 今回の提案募集は2008年12月にStand Alone Mission of Opportunity (Salmon)としてNASA以外の機関が計画している惑星探査ミッションに搭載 することを前提とした観測機器を対象として行ったもので、8件の応募が あった。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/may/HQ_C09_020_NASA_Salmon_Awards.html

【090511-11】(関連記事:【081027-10】)
ESA、Vegaの3段の固体ロケットモータZefiro 9Aの確性試験完了

 4月28日、ESAは開発中の小型の打上げロケットVegaの3段の固体ロケッ トモータZefiro 9Aの2回目の地上燃焼試験が無事終了したことを明らかに した。

 試験はイタリアのサルディニア島南東部のイタリア空軍が管理するSal- to di Quirraの射場内の燃焼試験場で行われたもので、燃焼時間は120秒 であった。

 Zefiro 9AはAvio SpA製で、直径1.92m、長さ3.17m、推進薬量10.5トン である。

 これでこのモータの確性試験が完了し、Vegaの全ての固体ロケットモー タ(1段:P80、2段:Z23、3段:Z9A)の開発が終了したこととなった。

 http://www.esa.int/esaCP/SEM688BNJTF_index_0.html

【090511-12】(関連記事:【080908-10】)
Aerojet、Orion用のスラスタの振動環境付加後の燃焼試験を実施

 4月29日、Aerojetは、NASAが開発している次期の有人宇宙船Orionのク ルーモジュールに使用予定の真空中推力73kgfのモノプロペラントのエン ジンMR-104Gの振動環境付加後に行う高空燃焼試験の最初のシリーズを無 事終了したことを明らかにした。

 MR-104Gの原型であるMR-104は、NASAのVoyager1及び2 並びにMagellan ミッションに使用され、その後改良されてLandsat等に使用されてきたが、 Orionで想定されている振動レベルがこれまでの確性レベルの2倍と高いこ とから、スラスタを振動環境下に置いた後で燃焼試験を行ったもの。

 http://news.prnewswire.com/DisplayReleaseContent.aspx?ACCT=104&STORY=/www/story/04-29-2009/0005016030&EDATE)

【090511-13】(関連記事:【081222-10】)
NASA、GOES-Rの業者選定をGAOの指示で見直すも結論変わらずLMに

 5月7日、NOAAとNASAは、2008年12月に行った次期の静止気象衛星GOES-R (Geostationary Operational Environmental Satellites R-Series)の製 造業者の選定をやり直した結果、改めて先の選定結果と同じLockheed Mar- tin Space Systems Company (LMSSC)を選定したことを明らかにした。

 先の選定結果に対して、競合していたBoeingが異議の申立を米国議会の 調査機関であるGovernment Accountability Office(GAO)に行ったこと を受けて、GAOがNASAに両社のプロポーザルを再評価する様に指示してい たもの。

 NASAは再評価の過程で幾つかの考え方の修正を行ったとしているが、結 論に変わりはないということになり、Boeingでは、直ちには納得できない として、公式の説明を受けてから対応を決めたいとしている。

 なお、NASAはBoeingの異議申立を受けてLMSSCでの作業の中止を指示し ていた。

 http://www.noaanews.noaa.gov/stories2009/20090507_goesr.html

【090511-14】
SS/L、AsiaSatから通信衛星AsiaSat 5Cの製造契約を受注

 5月5日、Space Systems/Loral (SS/L)は、Asia Satellite Telecommu- nications Company Ltd. (AsiaSat)から、新たに通信衛星AsiaSat 5Cの製 造を受注したことを明らかにした。

 AsiaSat 5Cは、現在SS/L で製造中のAsiaSat 5のバックアップ衛星とし て調達されたものであり、2009年の第3四半期に打上げられて現在運用中 のAsiaSat 2と置き換えられる予定のAsiaSat 5の打上げ(関連記事:【090 309-07】)が万一失敗しても、AsiaSat 2の利用者へのサービスが途切れな い様にするための予防的調達である。

 AsiaSat 5CはSS/Lの1300シリーズの衛星バスをベースとした衛星で、基 本的にはAsiaSat 5と同じ機能を持つ衛星であるが、必要な改良は取り入 れられるという。

 http://investor.loral.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=381971

【090511-15】
Intelsat、新しい衛星Intelsat 22の構想発表・・・豪州軍に一部を有償提供

 4月27日、Intelsat Ltd.は2012年の第1四半期に新しい衛星Intelsat 22 を打ち上げ、東経72度のインド洋上に静止させて、アジア、アフリカ、ヨ ーロッパ、中近東の通信需要の拡大に備える計画を明らかにした。

 また、同時にこの衛星のUHFによる通信機能の一部をオーストラリア軍 に“hosted payload”として有償で提供する約束ができていることを明ら かにした。対価は1億6,700万ドルとされている。

 Intelsat 22の製造にはBoeing Space and Intelligence Systemsが当た るとされているが、打上げをどこのロケットで行うかは明らかにされてい ない。

 http://www.intelsat.com/press/news-releases/2009/20090427-2.asp

 http://www.intelsat.com/press/news-releases/2009/20090427-1.asp

【090511-16】(関連記事:【090223-08】)
韓国初の人工衛星打上げ用ロケットKSLV1の名称のは“羅老”に

 5月10日、韓国の教育科学技術部は、2月から行っていた韓国初の人工衛 星打上げ用ロケットKSLV1の名称の公募の結果を明らかにした。

 応募のあった中から大賞を獲得した名称は“羅老(ナロ)”で、これは、 打上げが行われる宇宙センタの名称そのものである。

 http://www.chosunonline.com/news/20090511000004

【090511-17】
NASA、ウェブ上でISSと火星ローバの3次元画像及びJWSTのゲーム公開

 5月7日、NASAはウェブ上でマイクロソフトのPhotosynthという技術を用 いて閲覧者が自由に見る角度や倍率を変えることができる形式で、ISSの 内外の画像及び、開発中の新しい火星ローバの画像を公開した。

 ISSの画像は、CG等を一切用いておらず、内部の写真は2008年11月から 129日間ISSに滞在した宇宙飛行士Sandra Magnusが撮影したものであり、 外部も彼女が2009年3月の地球への帰還時にDiscoveryの中から写したもの である。

 新しい火星ローバは2011年に打ち上げられる予定のMars Science Labo- ratoryで、写真はフルスケールのモデルをNASAのジェット推進研究所で撮 影したものである。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/may/HQ_09-100_Photosynth.html

 また、NASAは4月28日に、2013年に打ち上げる予定のJames Webb Space Telescope (JWST)を題材とした“Space it Out”と称するウェブ上のゲー ムを公開している。

 このゲームは通常の反射望遠鏡と現在既に軌道上で活躍しているハッブ ル宇宙望遠鏡及びJWSTを比較しながら望遠鏡の構造、原理を学ぶことがで きる様に作られている。

 http://www.nasa.gov/topics/technology/features/jwst_game.html

【090511-18】
“まいど1号”に関わった学生達が興した“AstreX”、メンバー刷新してLLCに

 4月30日付けの日刊工業(ウェブ版)によれば、東大阪宇宙開発協同組合 (SOHLA)に参加し“まいど1号”の開発に携わった学生達が立ち上げた技 術者グループ“AstreX”がメンバーを刷新して、5月8日に新たに合同会社 (LLC)として始動する。

 AstreXは2008年5月に組織されたものであったが、メンバーの卒業・就 職により活動の継続が難しくなっていた。今回、新たなメンバー4人によ り再スタートを切り、独自衛星の開発を視野に入れ、システム開発や装置 設計などを受託するとしている。

 最初の取り組みとして、大学や高等専門学校の研究室が参加する宇宙開 発コンソーシアム“UNISEC”が企画している金星を目指す“UNITEC-1” (関連記事:【080714-07】)で大阪府立大学と田淵電機等が担当する電源 の開発にバッテリーボックス製作で参画する。

 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1220090430hkag.html

【090511-19】
UP Aerospace、Spaceport AmericaでのSpaceLoft XLの打上げ失敗

 5月2日、米国の民間宇宙開発企業のUP Aerospaceはニューメキシコ州の Spaceport Americaから2年振りに単段の固体ロケットSpaceLoft XLの打上 げを行い、ニューメキシコ州の学生達が用意した実験用のペイロードと16 人分の遺灰を高度112kmまで運んで回収することを目指したが目標の高度 には達しなかった。

 今回の打上げはSpaceport Americaからの教育目的のロケットの定期的 な打上げの初回の位置付けであったが、学生達に準備段階を経験させると いう目的は達成したが、実験の成果を与えることはできなかった。

 その後、5月6日にUP Aerospaceが明らかにしたところによると、ロケッ トのタイマーの設定ミスが原因で、打上げから約10秒後の燃焼終了直前に、 高度約11.6km、速度約マッハ5でペイロード部が分離してしまい、その後 ペイロード部は回転しながら高度約13.7kmまで上昇してから落下し、モー タ部は高度約25kmまで上昇してから落下した。

 ペイロード部の地上への落下時の速度はパラシュートが作動しなかった ので秒速50mに達していたと考えられるが、学生が用意したペイロード及 び遺灰を収めたカプセル並びに飛行状況の記録装置は回収された。記録さ れたデータの分析から原因の究明が可能となったもの。

 打上げ失敗を受けて、Spaceport America、連邦航空局、近隣のホワイ トサンズミサイル実験場、米空軍等の専門家から成る事故調査委員会が設 置され原因の特定と再発防止策の提言とりまとめを行うこととなった。

 http://www.space.com/missionlaunches/090506-titanic-ashes-launch-glitch.html

【090511-20】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

                                                                       
4/27若田宇宙飛行士ウィークリーレポート:制振装置付きトレッドミル(TVIS)のメンテナンス作業、JAXA教育イベントなど
4/27「きぼう」日本実験棟 有償利用事業者の募集開始について
4/28ISS・きぼうウィークリーニュース第339号
4/28ISASニュース2009年4月号
4/30宇宙利用ミッション本部サイトリニューアル
4/30きく8号の開発から、新たな産業が生まれています
4/30地球が見える:7年に一度の御開帳を迎えた長野・善光寺
4/30H-IIBロケット試験機用LE-7Aエンジン領収燃焼試験の結果について
4/30JAXA宇宙飛行士活動レポート2009年3月
4/30カトリーヌ・セザルスキー 世界天文年2009「宇宙・・・解き明かすのはあなた」
5/01「きぼう」日本実験棟における新たな文化・人文社会科学利用パイロットミッション(芸術利用)2テーマの実施について
5/01宇宙情報センターリニューアル
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