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メールマガジン「週刊KU-MA」 第71号          [2009.11.11]


■目次

(1)ワンダフル宇宙
     「韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨンについて」

(2)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」


■ワンダフル宇宙

 韓国初の宇宙飛行士イ・ソヨンについて

 10月に韓国のテジョン(大田)でIAC(国際宇宙会議)が開かれた ことは既報のとおりです。たまたま一緒になった向井千秋さんと開会式に 連れだって出席した時、彼女が前の方に行こうと誘うので、ずんずん進ん で一番前の席に座ろうとしたのですが、向井さんは謙虚に、「大統領が来 るらしいから、この一列目は政府側の人が座るのかしら」と囁いたので、 二人で二列目に腰掛けました。

 司会者として登場したのは、一組の男女でした。男の方はアナウンサー なのでしょうか、声のきれいなスマートな男性でした。女の方は、満面に 笑顔を浮かべて話す、いかにも明るくて素敵な女性です。「これはいかな る人なのかな」と思っていたら、私の隣りに座っていた向井さんが、「あ、 彼女が司会をやるんだ!」とつぶやいたので、「え? 知ってる人?」っ て訊いたら、「あれ、分からない? 韓国飛行士の第一号、イ・ソヨンで すよ」と言います。よく見ると確かに私も記憶にある女性でした。今日は 宇宙服ではなく、きれいなチョゴリを着ているので、見違えてしまいまし た。

 彼女とそのもう一人の男性のコンビネーションは抜群で、素晴らしい雰 囲気を醸しながら開会式が進行して行きました。大統領の演説は、非常に 中身の濃い重厚なものでしたが、それが終わると、大統領は、一列目の人 たちとは全員と握手をしながら退席して行きました。思わず向井さんと顔 を見合わせて、「しまった、一列目にいればよかったね」と残念がったも のです。さて開会式が終了した時、司会席にいたイ・ソヨン飛行士が向井 さんを発見し、小さく手を振りました。大変な仲良しらしいのですね。私 も向井さんから紹介されて、買い立てのカメラ「LUMIX」でイ・ソヨンと のツーショットやら、向井さんも入れたスリーショットやらを、別の人に 頼んで撮ってもらいました。

 宿に帰って、カメラとパソコンをつないで、その日に撮った写真をパソ コンに流し込みました。そしてカメラのデータを消し去りました。すると パソコンから、その流し込んだ写真が消えてしまったのです。いつも愛用 しているキャノンの一眼レフは、流しこんだらそのままパソコンに残って いるのに、今度の「LUMIX」は、パソコンに残すためにもうワン・アクシ ョンが必要だったのです。やんぬるかな、こうして、想い出のイ・ソヨン と一緒の私の写真は、永遠に失われてしまったのでした。

 http://www.ku-ma.or.jp/img/wonda091120.jpg

(YM)

■宇宙茫茫ヘッドライン

【091116-01】 ロシア、ISSの新しいモジュール“Poisk”の打上げ・結合に成功
【091116-02】 NASA、STS-129ミッションAtlantisの打上げに成功
【091116-03】 「はやぶさ」のイオンエンジン自動停止状態に
【091116-04】 NASA、LCROSSで月に水が存在することを確認できたと公表
【091116-05】 ESAの彗星探査機Rosettaの3回目の地球のスウィングバイ無事終了
【091116-06】 中国、酒泉から長征2号Cによる“実践11号01星”の打上げに成功
【091116-07】 NASA、砂に捉えられている火星ローバSpiritの救出操作開始
【091116-08】 ULA、Delta IVによるWGS-6の打上げを風の影響で延期
【091116-09】 ULA、Atlas VによるIntelsat 14の打上げを電子機器不具合で延期
【091116-10】 NASAとESA、火星探査に関する協力意図表明文書に署名
【091116-11】 ESA、大学院生の航空機による微小重力実験“Fly Your Thesis!”を実施
【091116-12】 テキサス・サザン大学、Atlantisで細菌の成長に関する実験を実施
【091116-13】 ISSで蝶の羽化を観測…地上でも小中学生が対比観測
【091116-14】 エストニア、ESAとのEuropean Cooperating State Agreementに署名
【091116-15】 SpaceX、Orbital SciencesによるNASAのLADEEの打上げに異議申し立て
【091116-16】 米惑星協会、Solar Sail衛星プロジェクトに再挑戦
【091116-17】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【091116-01】(関連記事:【091019-07】)
ロシア、ISSの新しいモジュール“Poisk”の打上げ・結合に成功

 11月10日、ロシアはバイコヌールからSoyuz UによりMini Research Mo- dule 2 (MIM-2)を搭載したISSへの無人の物資補給船Progress M (通常の 物資搭載部分の代わりにMIM-2を結合)の打上げを行い、ISSに向かう軌道 への投入に成功した。(訂正:上記の関連記事ではMini Research Module 2の短縮形をMRM 2としていたが、ロシアでの短縮形であるMIM-2に改める。)

 2日後にProgress Mは無事にISSのロシア部分のZvezdaモジュールの天頂 方向のポートに自動でドッキングした。Poiskと呼称されるMIM-2は2001年 に打ち上げられたPirsドッキングモジュール以来久々にISSのロシア部分 に追加された構成要素となった。

 PoiskをISSまで運んだProgress Mのサービスモジュールと推進モジュー ルは12月8日に切り離され廃棄される(大気圏に再突入)予定となっている。

 Poiskは実験室の機能を持つと共にドッキングポート及びエアロックの 機能(船外活動の際の出入口となる部分で2箇所ある)を有しており、Poisk のドッキングでロシア側のドッキングポートはPirs、Zvezdaモジュール の後方、Zaryaモジュールの地球方向のハッチと合わせて4ヵ所となった。 なお、Poiskにはロシア製船外活動服Orlan他、約790kgの物資が搭載され てISSに届けられた。

 今回のMIM-2の打上げはロシアが今後3年間にISSへの追加を計画してい る3つのモジュールの最初のもので、2010年5月には米国のスペースシャ トルでMIM-1が、2012年にはProtonでMLM (Multi-Purpose Module)が打ち 上げられる予定となっている。なお、MLMが打ち上げられる前にはMLMに 結合場所を明け渡すためにPirsは切り離され、廃棄されることとなって いる。

 http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/8351163.stm

 http:// www.spaceflightnow.com/station/exp21/091112poisk

【091116-02】(関連記事:【091109-05】)
NASA、STS-129ミッションAtlantisの打上げに成功

 11月16日14:28EST(17日04:28JST)にNASAはスペースシャトルAtlantis によるISSへのSTS-129ミッションの打上げを行い、ISSへ向かう軌道への 投入に成功した。(注:ESTは米国東部標準時間。)

 クルーは、コマンダーが海兵隊のCharlie Hobaugh、パイロットは海軍 のBarry Wilmore、ミッションスペシャリストはRobert Satcher、Michael Foreman、Randy Bresnik及びLeland Melvinの4人の合計6人である。

 ミッション期間は11日間の予定で、ISSとのドッキングは日本時間の19 日に行われる予定となっている。

 このミッションの目的は将来のISSの運用に備えて、船外に取り付けて ある様々な構成品の予備品を納めた2基の補給キャリア(ExPRESS Logi- stics Carrier:ELC)を左右両側のトラスに設置することで、そのために 複雑なロボットアームの操作及び3回の船外活動が予定されている。

 http://www.space.com/missionlaunches/091116-sts129-shuttle-launch-day.html

 なお、上記関連記事ではELCのEはExternalを省略したものとしていたが、 正しくは上記の通り“ExPRESS”の略で、ExPRESSはまた、Expedite the Processing of Experiments to the Space Stationの省略形であり、予備 品の保管庫の他に、宇宙空間への曝露状態での各種実験、観測のための機 器の設置場所としても使用される。

 ELCは、今回の2基に加え、2010年7月のSTS-134ミッションで1基、2010 年9月の最後のSTS-133ミッションで更に1基の合計4基が打ち上げられるこ ととなっている(全部で5基製作し1基は予備)。ELCの開発はNASAのゴダー ド宇宙飛行センタの技術者を中心として、ジョンソン宇宙センタ及びケネ ディ宇宙センタの技術者が加わったチームが行った。

 http://www.nasa.gov/centers/goddard/news/new_carriers.html

【091116-03】(関連記事:【090209-01】)
「はやぶさ」のイオンエンジン自動停止状態に

 11月9日、JAXAは地球帰還に向けて第2期軌道変更を実施していた小惑星 探査機「はやぶさ」の主たるイオンエンジン1基が自動停止していること が11月4日に確認されたことを明らかにした。その後、復旧を試みている が再起動に至っていない。

 「はやぶさ」は第1期軌道変更を終えた2007年10月18日にイオンエンジ ンを停止させて以来慣性飛行を続けて来たが、2009年2月4日にイオンエン ジンを再点火させて動力飛行を開始したもので第2期軌道変更は2010年3月 頃まで続けられ、その間、イオンエンジンによる加速が徐々に行われる予 定であった。

 「はやぶさ」には主推進装置として4台のイオンエンジン(スラスタA〜D) が搭載されているが、第2期軌道変更開始の時点では、スラスタAが打上げ 直後に動作不安定があったために運用休止状態、スラスタBが2007年4月以 来中和器の劣化による電圧上昇のために運用休止状態であり、スラスタC とDを使用して軌道変更が行われていたものであるが、今回、スラスタDが 中和器の劣化による電圧上昇が原因で自動停止したもの。

 JAXAでは、現在「はやぶさ」の状況を確認すると共に、2010年6月の地 球への帰還に向けた対策を検討中であるとしている。

 http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091109_hayabusa_j.html

【091116-04】(関連記事:【091019-03】)
NASA、LCROSSで月に水が存在することを確認できたと公表

 11月13日、NASAは10月9日に月に突入したLCROSS (Lunar Crater Obser- vation and Sensing Satellite)が取得したデータを分析した結果、クレ イターの底の永久に太陽が当たらない部分での水の存在を確認したことを 明らかにした。

 先に突入したCentaurが舞い上げた物質をLCROSS搭載の分光計で分析し た結果、水分の存在を確認したもので、衝突によって最初に高く舞い上が った蒸気と細かい塵の中及び後から低い所で広がった比較的重い物質の中 の両方で確認されている。

 また、水が存在する証拠は、LCROSS搭載の紫外線分光計で水が太陽光で 分解される際に生成される水酸基(OH)に由来する波長のエネルギーが検出 されたことによっても示されている。

 NASAでは、記者会見で、「顕著な量の水が見つかった。月の神秘を解明 する上で新たなページを開くものだ」としており、月の水の解明がさらに 進めば、将来の有人月探査の際に飲料水を確保できるだけでなく、水を分 解して、燃料としての水素、呼吸用の酸素を得ることも可能となる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/nov/HQ_09-265_LCROSS_Confirms_Water.html

【091116-05】(関連記事:【091026-01】)
ESAの彗星探査機Rosettaの3回目の地球のスウィングバイ無事終了

 11月13日08:45CET(17:45JST)にESAの彗星探査機Rosettaの3回目の地 球のスウィングバイが無事終了した。(注:CETは欧州中央標準時)

 最接近時の地球との相対速度は毎秒13.34kmで、インドネシアの南の海 上上空2,481kmまで近付いた。これにより、太陽との相対速度を秒速3.6km 増加し、最終目標である彗星67/P Churyumov-Gerasimenkoに向かう軌道に 入った。これまでに全行程71億kmの内の45億kmを飛行しており、到着は20 14年5月に予定されている。

 http://www.esa.int/esaCP/SEMZC04VU1G_index_0.html

【091116-06】
中国、酒泉から長征2号Cによる“実践11号01星”の打上げに成功

 11月12日北京時間10:15、中国は甘粛省の酒泉衛星発射センタから長征 2号Cにより、科学衛星“実践11号01星”(Shijian XI-01)の打上げを行い、 所期の軌道への投入に成功した。

 衛星は、中国航天科技集団公司所属の東方紅衛星公司が開発・製造した もので、軌道上での宇宙科学研究、技術試験等に用いられる。

 今回の打上げは長征シリーズのロケットの119回目の打上げで、去る8月 31日に長征3号乙でのインドネシアの通信衛星Palapa-Dの打上げ失敗して 以来約2ヶ月ぶりの打上げであった。

 http://news.xinhuanet.com/tech/2009-11/12/content_12441466.htm

【091116-07】(関連記事:【091026-05】)
NASA、砂に捉えられている火星ローバSpiritの救出操作開始

 11月12日、NASAは、4月23日以来火星の柔らかい砂に捉えられているロ ーバSpiritの救出手段の検討を行って来たが、漸く救出に向けてのコマン ドを送る準備が整い、16日から救出作業を行うことを明らかにした。

 しかしながら、地上でのシミュレーションでは重力の違いの影響が大き く完全な手順を決めるに至らないために、一つのコマンドを送って、翌日 にその結果を検討し、また次のコマンドを決めるというやり方を行うこと となっており、最終的に旨く救出できるとしても2010年の初めまでは掛か るとしている。

 Spiritは2006年から6輪の内、右の前輪が動かなくなっており、その後 の移動はその影響を小さくするために後ろ向きに動くことを基本としてい たが、今回の最初のコマンドは前向きに車輪を約6回転させるコマンドで、 スリップで殆ど動かないであろうと推測されている。

 今後、最も注目されるのは、Spiritの底部と下から盛り上がっている岩 とのクリアランスを保ったまま水平方向への移動ができるかどうかという ことで、もし今の位置で更に砂に埋まってクリアランスがなくなってしま うと、Spiritの重心が岩の上に乗ってしまい、その後の動きが取れなくな ってしまう。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/nov/HQ_09-263_Free_Spirit_Attempts_Begin.html

【091116-08】
ULA、Delta IVによるWGS-6の打上げを風の影響で延期

 11月9日、United Launch Alliance (ULA)が19日に予定していたケープ カナベラルからのDelta IVによる米空軍のWideband Global SATCOM (WGS) のBlock IIの3基目の衛星WGS-6の打上げが風の影響で延期となることが明 らかになった。

 8日には衛星をクレーンで吊り上げてロケットの上部に結合する作業を 行う予定であったが、8日、9日とこの作業の風速制限である秒速10.3m (20ノット)を超える風が続き、更に12日頃まで事態が改善しない見通しで あるため、延期を決めたもの。

 衛星は整備棟に戻され、バッテリーの再充電が行われることになった。 新しい打上げ予定日は未だ明らかにされていない。

 http://www.floridatoday.com/content/blogs/space/2009/11/live-at-cape-high-winds-delay-delta.shtml

【091116-09】
ULA、Atlas VによるIntelsat 14の打上げを電子機器不具合で延期

 11月14日、United Launch Alliance (ULA)がこの日ケープカナベラルで 行う予定であったAtlas VによるIntelsat 14の打上げは、ロケットの電子 機器に不具合が発生したために中止となった。

 1段と2段及び2段と衛星の分離のための火工品(火薬が入った切断ボルト 類)に電気信号を送るOrdnance Remote Control Assemblies (ORCA)に瞬間 的な電圧変動が見られたもので、その場での原因究明及び対処ができない ために中止の決定が下された。

 機体は組立棟に戻され、ORCAを取り外して原因究明を行うこととなり、 今回、打上げ可能日として確保されていた15日までの打上げは不可能とな り、打上げ予定日は改めて決定される。

 http://www.floridatoday.com/content/blogs/space/2009/11/live-at-cape-atlas-slips-beyond-shuttle.shtml

【091116-10】(関連記事:【090713-09】)
NASAとESA、火星探査に関する協力意図表明文書に署名

 11月11日付けのAviationweek.comが伝えるところによるとNASAとESAは 去る6月30日に合意した“Mars Exploration Joint Initiative”(MEJI)の 創始に関する正式の協力意図表明文書(statement of intent)の署名を終 えた。

 ESAのExoMars計画の下で進められるMEJIの最初の2つのミッションにつ いての合意が示されたもので、最初のミッションは2016年に予定されてい るミッションで、ESAが火星着陸システム(EDLS:entry, descent and la- nding system)と周回機を、NASAが周回機に搭載する機器類を提供する。 2018年のミッションではNASAがEDLSを、ESAが長いドリル及び宇宙生物学 関係観測機器を備えたローバを提供する。打上げは両方ともNASAが行う計 画となっている。(NASA, ESA Ink Martian Pact | AVIATION WEEK)

【091116-11】(関連記事:【090119-15】)
ESA、大学院生の航空機による微小重力実験“Fly Your Thesis!”を実施

 10月25日から11月5日に、ESAの第51回のパラボリックフライト(航空機 による微小重力模擬飛行)キャンペーンの中で、ESAが“Fly Your Thesis!” のタイトルの下で募集した、欧州の大学院生を対象とした、修士論文或い は博士論文のテーマに関連した微小重力模擬環境での実験が初めて行われ た。

 16件の応募の中から選ばれた4つの大学のチームは25日にフランスのボ ルドーの空港に集まり、2日間掛けて実験装置のラックへの取り付けを行 い28日にはAirbus A300 Zero-G機への搭載を済ませた。

 最初の飛行は11月3日に行われ、31回の各20秒間の微小重力環境となる パラボリックフライト中で実験を行った。飛行は4日、5日にも行われ、 計画された全ての実験は順調に処理された。

 参加したチームはドイツのUniversity of M?nsterのチーム(ドイツ人4 人)、英国のOpen UniversityとフランスのUniversity of Nice-Sophia Antipolisのチーム(英国人2人)、ノルウェイのUniversity of Science and Technologyのチーム(ノルウェイ人4人)、スペインのAutonomous University of Barcelona とPolytechnic University of Cataloniaのチ ーム(スペイン人3人)であった。

 http://www.esa.int/esaCP/SEMOT465P1G_index_0.html

【091116-12】
テキサス・サザン大学、Atlantisで細菌の成長に関する実験を実施

 11月16日に打ち上げられたSTS-129ミッションのAtlantisに、テキサス ・サザン大学の学生が用意した実験装置が搭載され、微小重力下での細菌 の成長に関する実験が行われる。

 この実験は、NASAの教育局が推進しているレベルが高くない教育機関に おけるSTEM (science, technology, engineering and mathematics)教育 への関心拡大を目的として行っているプログラムの一環として行われてい るもので、NASAはテキサス・サザン大学を含む13の大学を“2008 Unive- rsity Research Center”として選定し、資金を提供している。

 大学では“Center for Bio-nanotechnology and Environmental Rese- arch”を設けて実験計画を練り、“Microbial-1”と称する大腸菌と枯草 菌の形態学的及び分子生物学的変化を観察する装置を作り上げた。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2009/nov/HQ_09-264_Edu_Experiment_STS-129.html

【091116-13】
ISSで蝶の羽化を観測…地上でも小中学生が対比観測

 11月16日に打ち上げられたSTS-129ミッションのAtlantisにより、微小 重力下での蝶の成長を観察する飼育箱がISSに届けられる。

 打上げ時に6日齢のヒメアカタテハ(Painted Lady)の幼虫が入れられて おり、5日ほどでさなぎになり、その後1週間から10日で羽化する。

 全米の約100の小中学校に宇宙に運ばれたのと同じ条件の幼虫が入った 飼育箱が置かれ、宇宙での成長具合と地上での成長具合をリアルタイムで 比較するキャンペーンに参加している。

 その他の小中学校でも、自分達で同じ様な観察を行ったり、宇宙での様 子の映像を入手したりして教育に役立てることができる。指導する先生へ のガイドをウェブサイトからダウンロードすることもできる。

 この活動はNational Space Biomedical Research Instituteがスポンサ ーになり、その他に幾つかの科学関係及び教育関係の機関が協力して推進 している。

 http://www.nsbri.org/NewsPublicOut/Release.epl?r=127

【091116-14】
エストニア、ESAとのEuropean Cooperating State Agreementに署名

 11月12日、ESAは、エストニア共和国政府とESAが11月10日にエストニア の首都タリンにおいてEuropean Cooperating State (ECS) Agreementに署 名をしたことを明らかにした。

 これにより、エストニアはハンガリー(2003年4月)、チェコ共和国(2003 年11月)、ルーマニア(2006年2月)、ポーランド(2007年5月)に継ぐ5番目の ECSとなった。

 エストニアは2007年6月にESAとの間で宇宙の平和的利用の分野での協力 に関する合意書を結んでおり、これまでも幾つかのESAのプログラムに参 加してきたが、今後は全てのプログラムに参加が可能となる。

 今後数ヶ月の間にエストニアはESAと一緒になって、どの様な協力関係 を確立していくかを詰め、1年以内にPECS (Plan for European Coopera- ting State) Charterの署名を行うとで、ESAとの正式の関係が成立する。

 http://www.esa.int/esaCP/SEMW8W3VU1G_index_0.html

【091116-15】
SpaceX、Orbital SciencesによるNASAのLADEEの打上げに異議申し立て

 11月13日付けのSpace News (ウェブ版)が伝えるところによると、Falcon の開発を行っているSpace Exploration Technologies Corp. (SpaceX)は、 米空軍がOrbital Sciences Corp.との間のOrbital/Suborbital Program-2 の契約の一環としてNASAのLunar Atmosphere and Dust Environment Ex- plorer (LADEE)の打上げをMinotaur 5で行う契約を結んだこと(関連記事 :【090921-11】)に対する異議申し立てを10月26日に米国議会の調査機関 であるGovernment Accountability Office (GAO)に対して行った。

 SpaceXは、空軍の決定は、米国の政府機関の衛星打上げは国内の商業打 上げサービスによらなければならないとしている法律“Commercial Space Act of 1998”に反していると主張している。この主張の根拠は、Minotaur 5が軍が過去に発注した弾道ミサイルPeacekeeperを流用したロケットであ るので、Orbital Sciencesは商業打上げサービス提供業者と言えないとい う点にある。

 また、SpaceXは、法律では、政府機関の衛星の弾道ミサイルを流用した ロケットによる打上げは国防相が、そうすることが経費の節減に繋がると 判断した場合に限られるとしているが、Minotaur 5よりも、同社が開発し ているFalcon 1eまたはFalcon 9による方が安いと主張している。

 http://www.spacenews.com/civil/091113-spacex-protests-launch-contract.html

【091116-16】
米惑星協会、Solar Sail衛星プロジェクトに再挑戦

 11月9日、米国の惑星協会(Planetary Society)は、2005年6月にロケ ットの不具合により打ち上げることができなかったSolar Sail衛星プロジ ェクトに再び挑戦することを明らかにした。

 この日、ワシントンD.C.で行われた同協会の共同創始者であるCarl Saganの生誕75周年を祝う会において、“LightSail”プロジェクトの立ち 上げを宣言したもの。このプロジェクトは匿名の100万ドルの寄付をベー スにスタートした。

 LightSailは、太陽の光を大きく広げた薄膜に受けて、その光子の圧力 を宇宙空間を移動する推進力として利用しようというコンセプトであり、 LightSail-1から-3までの3種の衛星を打ち上げる計画となっている。

 LightSail-1は1辺が10cmのCubesatを3個連ねた形で、真ん中に電子機器 と制御モジュールを搭載し、両側には宇宙空間で伸展させる薄膜を収納し て2010年末までには高度800km以上の軌道へ打ち上げ、基本的な機能の確 認を行う予定で、LightSail-2でより高い高度での長期間の飛行実績を積み、 LightSail-3は、太陽・地球系のラグランジュ点1に打ち上げて、恒久的な 太陽気象観測を行うことを計画している。

 http://planetary.org/about/press/releases/2009/1109_Planetary_Society_to_Sail_Again_with.html

【091116-17】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

11/10国立天文台4D2Uプロジェクトに月面全体の地形図を掲載
11/10ISS・きぼうウィークリーニュース第361号
11/10「第1回GNSSアジア・オセアニア地域ワークショップ」開催のお知らせ
11/10NASAチャールズ・ボールデン長官を交えた討論会について
11/10技術試験衛星VIII型「きく8号」成果・利用シンポジウム開催報告
11/11H-IIAロケット固体ロケットブースタ(SRB-A3)認定型モータ地上燃焼試験(その2)の結果について
11/11野口宇宙飛行士ISS長期滞在ページリニューアル、プレスキット公開
11/11若田光一宇宙飛行士ミッション報告会開催レポート
11/11JEM搭載超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)による観測について
11/11「いぶき」観測データに関するNASA等との技術調整会議を開催
11/11第39回JAXAタウンミーティング開催報告
11/11地球が見える:成田と羽田、首都圏の2大空港
11/12「きぼう」日本実験棟で実施されていた植物長期生育実験が終了しました
11/13H-IIAロケット用LE-5B-2エンジン領収燃焼試験の実施について
 イベント
10/30〜12/20地球(ほし)にPEACEを 宇宙から見た世界遺産(銀座ソニービル)
11/22宇宙学校・くろべ  (黒部市吉田科学館)
11/23国際宇宙ステーション利用の成果 国際シンポジウム〜
“私たちの暮らし”と「きぼう」の利用〜  (東京国際フォーラム)
11/24第43回JAXAタウンミーティング in 福岡(福岡市中央市民センター)
11/24若田光一宇宙飛行士ミッション報告会(九州大学医学部百年講堂)
12/6第45回JAXAタウンミーティング in 姫路(姫路科学館 プラネタリウム)
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