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メールマガジン「週刊KU-MA」 第82号          [2010.2.3]


■目次

(1)ワンダフル宇宙
     「初めて小惑星の衝突現場を捉えた――ハッブル宇宙望遠鏡」

(2)宇宙関連ニュース「宇宙茫茫」

■ワンダフル宇宙

初めて小惑星の衝突現場を捉えた――ハッブル宇宙望遠鏡
 あのハッブル宇宙望遠鏡が、小天体同士の衝突を初めてカメラに収めた 模様です。

 さる1月25日と29日の2度にわたって観測された画像には、彗星のような 天体の核の近くにX字状のフィラメント構造がくっきりと現れています (図1)。これは、通常の彗星に見られる滑らかなダストの状況とは明ら かに異なっており、UCLAの分析結果によると、最近核から放出されたダス トや砂礫から成っています。この天体は仮に「P/2010 A2」と名づけられ ました。

 (図1)http://www.ku-ma.or.jp/img/wonda100205-01.jpg

 その一部分は太陽光の圧力によって太陽と反対側に吹き飛ばされており、 フィラメントを形作っているのは、親天体から出たダストの小さな塊りが 一緒に動いているもののようです。おそらくは二つの小惑星が、衝突した ものと考えられています。その衝突のスピードは、秒速5 kmぐらい。ライ フル銃の弾丸の5倍ぐらいでしょうか。

 ハッブルの写真では、この天体の核はダストのハローの外にあるようで す。こんなパターンは過去の彗星状の天体では決して見られなかったこと です。核の大きさは直径約140 mと見られていますが、この核はもっと大 きな小惑星の衝突の残骸であり、尾はその衝突が残した破片と見られてい ます。

 この解釈が正しいとすれば、これまで知られていなかった二つの小惑星 が最近衝突し、その衝突現場から太陽の光の圧力で破片が大量に吹き飛ば されたということになります。

 P/2010 A2 は、火星と木星の間の小惑星ベルトの内側の部分を回ってい ます。発見された時の太陽からの距離は2億9000万km、地球からは1億4500 万kmでした。この天体を捉えたのは、ハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラ 3で、昨年5月のスペースシャトル・サービス・ミッションで運ばれたも のです。このカメラによれば、小惑星ベルトの距離にある一つの家ぐらい の物体ならば画像におさめることが可能です。

   また最近ハッブルは、冥王星の表面が変化して行く珍しい画像を発表し ています(図2)。撮影されたのは2003年から2004年にかけてのことらし いのですが、極めて興味深いものですね。真ん中の明るいスポットは二酸 化炭素を異常に豊富に含んでいます。探査機「ホライズン」の接近がます ます楽しみになってきました。

 (図2)http://www.ku-ma.or.jp/img/wonda100205-02.jpg


■宇宙茫茫ヘッドライン

【100201-01】 NASA、Spiritの砂地からの救出を諦め固定探査機として活用の方針
【100201-02】 NASA、STS-130ミッションEndeavourの打上げ日を2月7日に決定
【100201-03】 Mars Express、火星周回7777回を達成…その後Phobosに50kmまで近付く
【100201-04】 NASA、大学製のCubeSat 3基をTaurus XLでGloryとの相乗りで打上げ
【100201-05】 NASA Lunar Science Institute、イスラエルの研究機関を提携パートナーに
【100201-06】 NASA、ISS内のクルーの活動状況の映像をストリーミング配信開始
【100201-07】 SpaceX、Falcon 9によるイスラエルの衛星の打上げ契約獲得
【100201-08】 ESA、ArianespaceとVegaの開発の最終段階の作業の支援契約を締結
【100201-09】 米大統領、予算教書でNASA計画の大幅変更の方針を示す
【100201-10】 Intelsat General Corp、米海軍の新しい衛星通信サービス提供の契約を獲得
【100201-11】 スロベニア、ESAとのEuropean Cooperating State Agreementに署名
【100201-12】 NASA、全複合材製のクルーモジュールの強度試験完了
【100201-13】 Lockheed Martinの新しいSpace Vehicle Integration Laboratory稼働開始
【100201-14】 Ball Aerospace、NPP衛星への4種目の機器の組み込み開始
【100201-15】 Miltec Corp、米空軍のPlug-And-Play衛星の開発支援契約獲得
【100201-16】 国立天文台、4D2Uに新コンテンツ
【100201-17】 JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

【100201-01】(関連記事:【100118-05】)
NASA、Spiritの砂地からの救出を諦め固定探査機として活用の方針

 1月26日、NASAは火星で砂地に捉えられているローバSpiritの砂地から の救出を諦め、今後はそのままの位置で可能な、或いは動かないことによ って初めて可能となる、観測に役立てることを明らかにした。

 現在Spiritがいる場所は秋の半ばであり、5月には冬に入る。冬を乗り 切るためには搭載電子機器の温度を保つのに十分な電力が得られることが 必要であるが、Spiritの現状では全体がやや南に傾いているので、北側で 高度が低くなる太陽光を少しでも多く受けられる様に全体を北側に傾ける 必要がある。

 現状のままでは、2月の半ばには車輪を動かす等の動きに必要な電力が 得られなくなると見られていることから、これから約半月の間に何とか北 側に向ける動きをさせることに切り替え、砂地からの救出は諦めたもの。

 今後、少しでも北側に傾けるために後側、または左側を持ち上げる様な 動き、或いは右前輪を溝または穴に落とし込む様な動きを試みることにな る。数度でも傾けることができれば、冬の間、何日かに1回は地球との交 信を行える状態が保てると考えられている。

 今後の観測項目としては、火星の自転の僅かな揺らぎを観測して火星の 核に関する知見を得ること、気象や大気の状態を定点で観測すること、ロ ボットアームが届く範囲の土壌を調べること等が考えられている。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-024_Spirit.html

【100201-02】
NASA、STS-130ミッションEndeavourの打上げ日を2月7日に決定

 1月27日、NASAはSTS-130ミッションのEndeavourの発射準備審査会(FRR) の結論として、打上げ日時を2月7日04:39ESTとするとの決定が為された ことを明らかにした。

 2010年9月のリタイアまでに2010年に残された5回のスペースシャトルの 打上げの最初となる打上げで、今回が最後の夜明け前の暗い中での打上げ となる。Endeavourとしては24回目の打上げで、ISSの建設目的のミッショ ンとしては33回目となる。

 13日間の飛行を予定しているこのミッションでは3回の船外活動が計画 されており、3基目の結合モジュールであるTranquility及びロボットアー ムの制御室として使われる窓が7つあるCupolaをISSに運び、取り付ける予 定となっている。

 コマンダーはGeorge Zamka、パイロットはTerry Virts, Jr.で、ミッシ ョンスペシャリストはRobert Behnken、Nicholas Patrick、Kathryn Hire 及びStephen Robinsonの4人である。

http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-026_STS-130_date.html

【100201-03】
Mars Express、火星周回7777回を達成…その後Phobosに50kmまで近付く

 1月29日、ESAは2003年12月25日に火星周回軌道に入ったMars Expressが 26日に火星周回7777回の“幸運の軌道”を達成したことを明らかにした。 “7”にこだわって、同探査機は火星をほぼ7時間で周回し、7種の観測機 器を搭載しており、運用開始から7年目を迎えているともしている。

 現在のMars Expressの軌道は350km×10,300kmの極軌道で、周期は6時間 54分となっている。この軌道上にあることにより、3月3日に火星の最大の 月であるPhobosへの接近が可能となっており、今回は50kmまで近付くこと を計画しており、精細なドップラーデータを利用してPhobosの重力場をよ り正確に把握することが期待されている。

 今回のPhobosへの接近と併せて2月と3月に軌道の微調整を行い、周期を 丁度7時間に変えて、火星表面の撮影の際により多くの太陽の光が当たる 様にすることが計画されている。

 http://www.esa.int/SPECIALS/Mars_Express/SEMDUGSJR4G_0.html

【100201-04】
NASA、大学製のCubeSat 3基をTaurus XLでGloryとの相乗りで打上げ

 1月26日、NASAは教育目的で小型衛星を打ち上げるプロジェクトEduca- tional Launch of Nanosatellite (ELaNA)の一環で、2010年11月にTaurus XLで打ち上げる予定のGloryに相乗りして打ち上げる3基の衛星を明らかに した。

 いずれも、10cm立方で質量1kg以下の“CubeSat”で、モンタナ州立大学 製のExplorer 1 Prime (E1P)、コロラド大学ボルダー校製のHermes、ケン タッキー州の州立大学の連合体であるKentucky Space製のKySat-1である。

 これらの3基の衛星は、衛星を順次放出する機構であるPoly-Picosate- llite Orbital Deployer (PPOD)に取り付けられてロケットに搭載される。 PPODはカリフォルニア・ポリテクニック州立大学がスタンフォード大学と 一緒に開発したもので、これまでに国防総省のミッション及び商用の打上 げロケットへの相乗りに際して使用された実績を持っている。

 E1Pは米国初の人工衛星でバンアレン帯を発見したExplorer 1に因んで 名付けられたもので、小型のガイガーカウンタを搭載して、バンアレン帯 の荷電粒子の強度と変動性の計測を行うことを目的としている。

 Hermesは、高いデータ伝送能力を持った通信システムを用いてCubeSat の通信機能の向上を図ることを目指している。

 KySat-1は、ケンタッキー州の児童生徒の科学プログラムに役立てるカ メラを搭載している他、2.4GHz帯のラジオを搭載しておりSバンド帯の電 波使用ライセンス不要の範囲での広帯域通信実験を行うとしている。

 Gloryは、高度705km、軌道傾斜98度の軌道に投入されているA-Trainと 称される衛星群に加わって、地球大気中のエアロゾルと太陽活動の変動 が地球の気候に与える影響を調べる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-023_CubeSats.html

【100201-05】
NASA Lunar Science Institute、イスラエルの研究機関を提携パートナーに

 1月27日、NASAとイスラエル宇宙機関はイスラエルの研究組織であるIs- rael Network for Lunar Science and Exploration (INLSE)をNASAのエイ ムズ研究センタが管理するNASA Lunar Science Institute (NLSI)の提携 パートナーとすることについての共同声明に署名をしたことを明らかにし た。

 NLSIは全国に分散している研究者で構成したチームに対し、NASAの将来 の月への科学ミッションに繋がる研究を進めるための資金を投入し研究の 管理を行う組織であり、2009年1月に公募により7チームを選定している。

 このNLSIに対してINLSEは技術、工学の分野での専門家を出して協力を する。最初の協力の焦点としては、レーザー通信、ロボット、リモートセ ンシング等が挙げられている。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-020_Israel_LSI.html

【100201-06】
NASA、ISS内のクルーの活動状況の映像をストリーミング配信開始

 1月28日、NASAはISSの内部でクルーが働いている様子のライブでのスト リーミング配信を2月1日から開始することを明らかにした。

 既に、2009年3月から、ISSの外部とISSから写した地球の映像をストリ ーミング配信しているが、今回内部の映像も追加したもの。但し、常時視 聴可能ではなく、クルーが活動している時間帯に限られ、且つ、ISSの高 速通信用のアンテナとNASAのTracking and Data Relay Satellite System を通じて地上局とのコンタクトが取れている時に限られる。

http://www.nasa.gov/mission_pages/station/main/index.html  http://www.nasa.gov/mission_pages/station/main/index.htmlのサイトの左側 のメニューの中の“Live From the ISS”の“Live Space Station Video” をクリックすることによって見ることができる。

 http://www.nasa.gov/home/hqnews/2010/jan/HQ_10-027_ISS_Streaming_Video.html

【100201-07】
SpaceX、Falcon 9によるイスラエルの衛星の打上げ契約獲得

 1月27日、Space Exploration Technologies (SpaceX) はイスラエルの 通信衛星AMOSの運用を行っているSpace Communication Ltd. (Spacecom) との間で、Spacecomの静止衛星1基をFalcon 9で打ち上げる契約を結んだ ことを明らかにした。

 打上げ時期は、2012年12月以降とされている。なお、この取引にはイ スラエルの衛星メーカであるIsrael Aerospace Industries Ltd.も関係 している。

 この契約で、SpaceXでは未だFalcon 9の初打上げを行っていない現段 階で、既に23機のFalcon 9による衛星の打上げ契約を獲得したことにな る。

 http://www.spacex.com/press.php?page=20100127

【100201-08】
ESA、ArianespaceとVegaの開発の最終段階の作業の支援契約を締結

 1月28日、Arianespaceは、ESAとの間で、ESAが開発中の小型衛星打上げ 用ロケットVegaの統合試験段階及び確性段階にArianespaceが行う支援サ ービスに関する契約を結んだことを明らかにした。射場での統合試験から 初号機の打上げまでの間の同社の関与の仕方がはっきりしたことになる。 なお、Vegaの開発はイタリアで行われている。

 統合試験は2010年4月からギアナの新射点で、ロケットのモデルを用い て行われる打上げのリハーサル的な試験で、この試験によって地上施設と ロケットのインターフェイスの確認、打上げ準備作業の手順の確認等が行 われる。ロケットの開発完了を確認する一連の確性試験がその後に行われ ることとなる。

 http://www.arianespace.com/news-press-release/2010/01-28-10-vega-esa-contract.asp

【100201-09】
米大統領、予算教書でNASA計画の大幅変更の方針を示す

 2月1日、米国のオバマ大統領は2011会計年度(2010年10月〜2011年9月) の予算教書を議会に提出した。

 この中のNASAの計画では、これまでの流れに対して大きな変化があり、 有人打上げロケットAres I、無人の大型ロケットAres V、有人宇宙カプセ ルOrion、及び月面着陸機Altairを開発するとしていたConstellationプロ グラムを中止するとしている。

 Constellationプログラムの中止に拘わらず、今後5年間の予算規模は、 2010年度の計画に対して5年間で60億ドル上乗せする形で、2011年度は190 億ドル、5年間の総額1,000億ドルの規模となっている。

 60億ドルの大半は、Constellationプログラムの中止により、国として のISSへの人員輸送手段の開発がなくなる点を補完する形で、商業ベース での有人打上げ手段の開発に2011年度から毎年、5億、14億、14億、13億、 12億ドルを注ぎ込むとしている。

 スペースシャトルは予定通り2010年にリタイヤさせるが、最終のミッシ ョンが10月以降となる可能性も否定できないことから、安全を見て2011会 計年度に6億ドルを追加で確保するとしている。

 これまで2015年には運用を停止するとしていたISSを2020年まで或いは それ以降も運用するとして、その準備に充てるためにISSの運用に関する 予算を、2011年度は2010年度に4億6,300万ドル上乗せして27億8,000万ド ルとすると共に2014年度までの4年間で2010年度の計画に全体で20億ドル 上積みする。

 その他の重点施策として上げられているのは以下の項目である;

* 地球軌道を越える宇宙空間への探査に向けて、新しい技術開発或いは試  験プログラムに取り組む。

* 無人の探査機やロボットによる太陽系の探査を進め、新しい科学的発見  を目指すと共に、将来の有人ミッションの目的地を探る。

* 地球科学分野に注力し、地球環境の保護に貢献する。

* クリーンな航空機の開発に注力する。

* 多くの若者が科学・技術・工学及び数学(STEM)に興味を持つ様にするた  めの教育プログラムを推進する。

 http://www.nasa.gov/pdf/420990main_FY_201_%20Budget_Overview_1_Feb_2010.pdf

【100201-10】
Intelsat General Corp、米海軍の新しい衛星通信サービス提供の契約を獲得

 1月26日付けのSpaceNews.comは、同日付の国防総省のプレスリリースで、 Intelsat General Corp.に米海軍の世界規模の通信衛星サービスを提供す る契約を発注することが明らかにされたと報じている。Intelsat General Corp.はIntelsatの子会社で、今回は競合4社に競り勝っての契約獲得であ った。

 Intelsat Generalは、現在米海軍の通信手段として使われているInmar- satが提供しているLバンドのモバイル通信サービスに代わるCommercial Broadband Satellite Program (CBSP)の主契約者となり、C、Ku及びXバン ドの衛星通信サービス、地上局、地上回線、ネットワークマネージメント サービスを提供することになる。

 契約は納期と数量を定めないIDIQ契約で、期間は基本となる1年契約に、 4回の1年契約のオプションが付いており、トータルで5年間、契約額は上 限5億4,270万ドルとされている。

 今回の契約で、Xバンドのサービスも行うことになっているが、現在In- telsatはXバンドの衛星の運用は行っていないので、英国の国防省の通信 衛星Skynetを運用している英国のParadigm Secure CommunicationsをXバ ンドのサービスの供給者とするという戦略的関係を結んでいる。

 http://www.spacenews.com/contracts/100126-intelsat-nabs-big-navy-satcom-contract.html

【100201-11】
スロベニア、ESAとのEuropean Cooperating State Agreementに署名

 1月25日、ESAは、スロベニア共和国政府とESAが1月22日にオランダにあ る欧州宇宙研究技術センタ(ESTEC)においてEuropean Cooperating State (ECS) Agreementに署名をしたことを明らかにした。

 これにより、スロベニアはハンガリー(2003年4月)、チェコ共和国(2003 年11月)、ルーマニア(2006年2月)、ポーランド(2007年5月)、エストニア 共和国(2009年11月)に継ぐ6番目のECSとなった。

 スロベニアは2008年5月にESAとの間で宇宙の平和的利用の分野での協力 に関する合意書を結んでおり、これまでも幾つかのESAのプログラムに参 加してきたが、今後は全てのプログラムに参加が可能となる。

 今後数ヶ月の間にスロベニアはESAと一緒になって、どの様な協力関係 を確立していくかを詰め、1年以内にPECS (Plan for European Coopera- ting State) Charterの署名を行うことで、ESAとの正式の関係が成立する。

 http://www.esa.int/esaCP/SEM2BMRJR4G_index_0.html

【100201-12】(関連記事:【091019-14】) NASA、全複合材製のクルーモジュールの強度試験完了

 1月25日、NASAのラングレー研究センタは、NASA Engineering and Safe- ty Center (NESC)が主導して開発を行っている全複合材製のクルーモジュ ール(Composite Crew Module:CCM)のフルスケールの強度試験が無事終了 したことを明らかにした。

 今後、複合材製の構造体にとって大切な特性である損傷許容度の試験に 移行する。
 CCMプロジェクトはNESCが独自に進めているプロジェクトで、NASAが開 発を進めている次期の有人カプセルOrionと同じ形状のカプセルを試作し ているが、打上げに繋がるものではなく、複合材製の構造体に関する設計、 製造の経験を積み重ねることを目的としたものである。

 http://www.prnewswire.com/news-releases/alternate-space-capsule-concept-passes-tests-82617102.html

【100201-13】
Lockheed Martinの新しいSpace Vehicle Integration Laboratory稼働開始

 1月25日、Lockheed Martin Corporationは、新しいSpace Vehicle In- tegration Laboratory (SVIL)が稼働できる状態になったことを明らかに した。

 SVILはコロラド州デンバーの同社の本社地域に建設されたが、全社から 遠隔でアクセスすることができる様になっている。

 この施設では、衛星及び他の宇宙機の構成品、フライトソフトウェアの 統合をより効率的に且つ高い信頼度で行うことができ、それにより、開発 の早い段階で宇宙機の構成や部品の設計、インターフェイスの確認を飛行 状態を想定した中で行うことができる。

 http://www.lockheedmartin.com/news/press_releases/2010/01-25-ssc-svil.html

【100201-14】
Ball Aerospace、NPP衛星への4種目の機器の組み込み開始

 1月29日、Ball Aerospace & Technologies Corp.は、次期の低軌道の気 象及び気候モニタリングシステムとしてNASAとNPOESS Integrated Program Office (IPO)が行っているNational Polar-orbiting Operational Enviro- nmental Satellite System (NPOESS)の開発の一環として同社が受注してい るNPOESS Preparatory Project (NPP)の衛星への新たな観測機器の組み込 みに着手したことを明らかにした。

 NPPの衛星はBall Commercial Platform 2000をベースとした衛星で5種の 観測機器を搭載することになっており、今回組み込みに着手したのは4番目 となるVisible Infrared Imager Radiometer Suite (VIIRS)である。

 この機器は可視及び赤外光線により、大気、雲、地球の放射、陸域/海域 の表面、海面の表面温度、海洋の色等の環境データを取得する。

 NPPはNPOESSの先駆けとして製作されているもので、NPOESSの打上げまで の間の、現行の地球観測衛星Terra及びAquaとのデータの継続性を確保する 目的を持つと共に、NPOESSに搭載する観測機器類を先行して軌道上実証す る目的を持っている。

 http://www.ballaerospace.com/page.jsp?page=30&id=369

【100201-15】
Miltec Corp、米空軍のPlug-And-Play衛星の開発支援契約獲得

 1月28日、航空宇宙関係の設計、製造、試験等を行っているDucommun In- corporatedは、その子会社であるMiltec CorporationがAir Force Resea- rch Laboratory (AFRL)から、Plug-And-Play (PNP)衛星技術に関する契約 を得たことを明らかにした。

 Miltecが受けた契約はAFRLが進めているAdvanced PNP Spacecraft Tec- hnologies Program の一環で、5年間の納期と数量を定めない(IDIQ)契約 で、契約額の上限は2億ドルとされており、PNP衛星の構成検討及びデモン ストレーションフェーズでの開発支援を行うことを目的としている。

 http://www.ducommun.com/dco/newsView.aspx?id=1380115

【100201-16】 国立天文台、4D2Uに新コンテンツ

 1月27日、国立天文台は、4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクトのウェ ブサイトに新しいコンテンツを追加し、公開を開始したことを明らかにし た。

 新しいムービーとして“月面全体の地形図”、“銀河衝突”、“月の誕 生”、“微惑星から地球型惑星へ”の4本が追加となり、既に公開してい たムービーに音声付きのバージョン が加わった。

 また、4D2Uプロジェクトで制作された作品をブラウザ上でインタラクテ ィブに体験できる“4D2Uナビゲーター”もリニューアルされている。

 http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000531.html

【100201-17】
JAXAのウェブサイト内の注目記事へのリンク

1/25「だいち」光学センサによるハイチ地震にともなう緊急観測(2)
1/25H-IIBロケット2号機用LE-7Aエンジン領収燃焼試験の結果について
1/25広報誌「空と宙(そらとそら)」No.34
1/25JAXAスペースアカデミー〜1年宙組〜:第3話「月周回衛星「かぐや」」
1/26人工衛星セミナー資料(第7回)を公開しました
1/26ISS・きぼうウィークリーニュース第371号
1/26「すざく」のデータにより、木星のまわりに大きく広がる硬X線放射を発見
1/27「だいち」PALSARによるハイチ地震にともなう緊急観測(3)
1/27地球が見える:トンネルの先の雪景色
1/28JAXA宇宙飛行士活動レポート2009年12月
1/29H-IIBロケット2号機用LE-7Aエンジン領収燃焼試験の結果について
1/29「だいち」PALSARによるマヨン山火山活動にともなう観測結果(2)
1/29超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)による「最先端☆宇宙バレンタイン」メール配信イベントの実施について
1/29APRSAF-16水ロケットイベント(AWRE)日本代表派遣結果
1/29APRSAF-16ポスター・コンテストの結果について
2/2野口宇宙飛行士のISS長期滞在
 イベント
2/4超高速インターネット衛星「きずな」国際シンポジウム(科学技術館)
2/4第16回宇宙を教育に利用するためのワークショップ (アメリカ・ヒューストン)[〜6日]
2/7「おおすみ」40周年記念シンポジウム〜日本の宇宙科学の歴史・ペンシルからラムダ、ミュー、そして未来へ〜 (国立科学博物館)
2/14「国際宇宙ステーション『きぼう』が拓く有人宇宙活動」シンポジウム(東京国際交流館)
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