KU-MA 認定NPO法人子ども・宇宙・未来の会

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福井「宇宙の学校 冬」

日時と場所1月28、29日 福井県立芦原青年の家
プログラム【28日】
ロケットカーを作ろう、光の科学、冬の星空観察
【29日】
パンづくり
講師長谷田朝幸、平田幸憲、佐々木直彦、中村日出夫
参加数児童15名
主催福井県立芦原青年の家
共催KU-MA JAXA宇宙教育センター

本年度最後の宇宙の学校です。前回に引き続き子どもだけでの宿泊を伴った宇宙の学校です。11月の秋から2カ月しか空いていませんが、今回も多くの科学的体験をしました。 冬は北陸特有の曇り空を呈していますが、今回の星空観察も例にもれず、日中の晴天に反して薄雲がかかりプラネタリウムでの観察会になりました。 2日間どのように過ごしたか。子どもたちの様子。ご覧ください。


研修1にあたる1校時目は、「ロケットカーを作ろう」です。ロケットを飛ばす原理である作用反作用の仕組みについて考えるとともに、難しくは運動量保存の法則について考えていきました。


「ロケットカーを作ろう」の最初はロケットカー作りです。プラ段ボールと車輪、空き缶、紙コップを用いてロケットカーを作りました。出来上がったロケットカーの燃料タンク兼燃焼筒内にアルコールを噴霧し、火をつけて発射です。しかし、このままでは紙コップが飛ぶのみで車は走りません。子どもたちにはナットを使って考えてもらいました。最終的にはどの子も走るようになりました。


2校時目は「光の科学」です。太陽を始め宇宙にはたくさんの星から光が出ています。


今回はこの光を使った科学を学習しました。普段感じている光は電磁波であり、粒であるということやいろいろいろな色の光で出来上がっていることなどを学びました。その中で、偏光板を用いてブラックウォールを作ったり、CDを用いた分光器を作ったりしていきました。

3校時目には星空観測です。始める前に、「宇宙開発から作られたもの」について説明を受けました。それらはスピンオフ(技術転移)と呼ばれ日常生活で使うあらゆるものに転移されていることなどを学びました。 その後、屋外での星空観察でしたが、観察時間に薄雲がかかっていましたので、館内でのプラネタリウムでの観測に切り替えました。生と違って見劣りはしましたが少しでも星の様子を知ることが出来たのではないでしょうか。

2日目は「パンづくり」です。粉から作るパンづくりはほとんどの子どもたちは初めての体験です。苦労しながらも頑張り、出来上がったパンを食べる時にはどの子も満足げでした。


パンづくりでは「カンパーニュ」という田舎風パンと「エピ」、「チョコくるみパン」を作りました。カンパーニュは前日から長時間発酵させ、ある程度出来上がった生地にパンチなどを施して完成させます。


一方、エピとチョコくるみパンは生地から子どもたちに作っていただきます。そのため、子どもたちは大変だったかと思います。 最初の工程は生地づくりです。材料となる粉に、塩、イースト菌、蜂蜜を入れてこねていきます。出来上がったら発酵させます。


発酵させた生地は4分割し、俵型に成型し休ませます。その後、麦の穂のような形にしてエピの形の完成。一方、棒状にし、その中にチョコとクルミを入れてチョコくるみパンの形の完成です。この後それぞれ発酵させて焼いて完成です。一方、カンパーニュは最後に切れ目を入れて焼いて完成です。












出来上がった後さましてから試食していきました。どの子も満面の笑みをたたえて食していました。もちろん、家族の分にと少しばかりですが、家に持って帰る子もいました。








閉校式で、JAXA宇宙教育センターの中村日出夫先生からお話と挨拶がありました。